仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第六十八話 作戦その十二
「そうさせてもらおう」
「本当に凄い迷惑だよな」
「うん」
インデックスは嫌そうな目、やぶにらみになったそれでスサノオを見て当麻の言葉に応える、見れば当麻も同じ顔だ。
「かなりね」
「厄介な神様だよ」
「ではその厄介ついでに見せてもらおう」
「ああ、それは見せてやるよ」
当麻は元の目になって言い返した。
「あんたにな」
「戦うのは嫌だけれど逃げたりしないから」
「楽しみにしていて楽しめばいいからな」
「今度の戦いの時にね」
「わかった。では期待している」
スサノオは実際に声をそうさせていた。そして。
ホロスコープスの面々を去らせた。ここでふとユウキがあることに気付いた。
「そういえばゾディアーツやホロスコープスの人達は」
「彼等はただ私が操っているだけだ」
「じゃあ私達が勝てば」
「彼等にゾディアーツとしての記憶はない」
そうだというのだ。
「戦いが終われば元に戻る」
「じゃあ特に気にしなくていいですね」
「安心して思い切りやるといい」
スサノオはこのことを保障した。
「戦うことはな」
「無論そうさせてもらう」
メテオもフォーゼの横から応える。
「今回もだ」
「ではだ」
「次に会う時を楽しみにしていることだ」
メテオのこの言葉を聞いてからスサノオはその巨大な姿を消した、それはまるで煙が消え去るかの様だった。
戦場に残ったのはフォーゼ達だけだった。ライダー達も元の姿に戻った。
如月はあらためて当麻達に対して声をかけた。
「次の戦いだがな」
「はい、それですね」
「今度こそ決戦だよね」
「皆を呼ぶからな」
「他の世界の」
「そうだ、皆に来てもらうからな」
そうするというのだ。
「楽しみに待っていてくれ」
「何か大掛かりな話になってきたわね」
美琴も話の展開に少し驚いている。
「これはね」
「そうだよな。けれどな」
「スサノオが仕掛けてくるからっていうのね」
「アリコマンドを今よりも出してくるっていうからな」
当麻はこのことから美琴に話す。
「それだったらな」
「やっぱりそれなりの数が必要になるってことね」
「御前もそのビリビリで千人も倒せるか?」
「千人になると」
美琴も困った顔になる。
「ちょっとね」
「まずいよな」
「ええ、だったら」
「ああ、他の世界の人達にも来てもらうと有り難いだろ」
「そうなるのね」
「何か私に似てる人いそう」
インデックスは直感的にこのことを察していた。
「誰かが」
「ああ、いるぞ」
如月がその通りだと答える。
「実際にあんたに似た奴もいるからな」
「やっぱりそうなの」
「そっちの赤髪のシスターなんか何人もいるからな」
アニェーゼに対しても言う。
「結構面白いからな」
「私のそっくりさんは多くいやがるんですね」
「そうだ、挨拶をするといい」
「わかりました。じゃあそうします」
「とにかく今は帰るか」
如月は笑って話を変えた。
「戦いも終わったからな」
「そうですね。じゃあ今度は」
ユウキは少し考える顔になっていた。
「仮面ライダー部でもいいですけれど」
「他の場所がいいな」
如月はこうユウキに述べた。
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