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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第六十七話 研究所その四

「器があるわよね」
「大きいわね」
「この人なら多分」
「かなりのことが出来るわよね」
「弦太郎は確かに器が大きい」 
 歌星もそうだと言う。
「だから多くのことが為し得た」
「人間は強さじゃないですよ」
 小萌先生もこのことはわかっていて言えた。
「要は覚悟です」
「覚悟なんですか」
「多分上条ちゃんと同じで如月君も馬鹿です」 
 ジェイクにはっきりと言った。
「けれど馬鹿だからです」
「それでなんですか」
「凄く色々なものがあっさりと入るんですよ」
「ああ、そういえばこいつは」
 先生はその如月をじっと見て述べた。
「確かに学校の勉強は駄目でも」
「上条ちゃんもですよ」
「それでも学習能力が高いからな」
「あと集中力もありますよね」
「ああ、確かに」
 先生は小萌先生のその言葉に確かな顔で頷いていた。何時の間にかそうなっていてそれで言うのだった。
「こいつも集中力が凄いな」
「ですね。上条ちゃんも同じでして」
「やれば出来るんだよ」
 先生は半ば如月に言った。
「御前はな」
「完全に俺のことになったな」
「実際そうだからな。御前はただ勉強に興味がないだけだ」
「上条ちゃんもなんですよ」
 そしてそれは当麻もだった。
「ただそれだけなんです。ですが覚悟はありますから」
「器が大きいんだな」
「そうなります。先生も大きな人になりたいですね」
「いや、それは無理じゃないですか?」
 ジェイクは胸を張って言う小萌先生をまじまじと見ながら首を傾げつつコメントした。
「先生も場合は」
「どうしてでしょうか」
「だって小学生にしか見えないですから」
「これでもちゃんと大学を出てますよ」
「飛び級でなくて」
「義務教育九年と高校jの三年、大学の四年をちゃんと過ごしました」
「じゃあ本当なんですか」
「趣味はお酒です」
 これも本当のことだ。
「日本酒が大好きです。ビールと焼肉もいいですね」
「まさかと思いますが煙草は」
「吸います」
 これもだった。
「実は結構吸う量が多いです」
「未成年者の喫煙は駄目にしても」
「先生は大人だからいいのです」
「いや、俺は煙草には興味がないですけれど」 
 尚ライダーの中には吸う者も結構いる。
「それでも何か」
「不思議に思うな、あんたも」
 一方通行は顔をジェイクの右からぬっと出してそのうえで彼に問うた。
「実は俺も最初見て驚いた」
「学園都市も色々な人がいるんだな」
「俺が言えた義理じゃないがそうだ」
 一方通行も自覚はしている。
「何かと色々とある」
「そうだよな、凄い個性派揃いだしな」
「それにしても仮面ライダーの人ってバリエーション凄いですね」
 オルソラはライダー達のデータをファイルにしたものを読んでいるがそのうえでこう言ったのである。
「鬼までいるなんて」
「あっ、響鬼さん達ですね」
「はい、楽器で戦うんですか」
「音撃戦士っていうんです」
 ユウキはにこりとした笑顔で自分の右の席にいるオルソラに話した。
「物凄い人達ですよ」
「魔化魅、妖怪を退治してたんですね」
「そうなんです。何百年もの間代々と」
「つまりそれは何百年も前からスサノオが仕掛けていたということですわね」
 涙子は話を聞いてすぐにこう考えを至らせた。
 
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