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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第六十六話 学園都市その七

「多分ですけれど」
「スサノオ?」
「あっ、まだ先輩達にお話は聞いてないですか」
「初耳だよ」
 インデックスはユウキにはっきりと答える。
「スサノオっていったら日本の神様だよね」
「それは知ってるんですね」
「けれどその神様がどうかしたの?」
「話せば長くなるのよ」
 美羽がインデックスの左から彼女に言う。
「この辺りはね」
「どんなのなの?」
「あたしも気になります」  
 美琴も美羽に対して顔を見せて言った。
「何か今あたし達の学園都市で暴れてる連中と関係ありますか?」
「あるって言えばどうかしら」
「是非聞かせて下さい」
 これが美琴の返答だった。
「それじゃあ」
「部室に行くべきね」
 美羽はこう判断した。
「それじゃあね」
「ああ、今からね」
 こうして一同は一旦仮面ライダー部に戻った。そのうえでお互いの世界のことを話した。インデックスはお互いの世界のことを知ってからこう言ったのだった。
「じゃあそのスサノオが私達の世界に仕掛けてくるのは」
「別に世界征服とかは考えてないんだよ」
 大文字がインデックスに話す。
「世界を破壊するとかもな」
「何かをするって考えはないの」
「ただ見たいだけなんだよ」
 そして楽しみたいだけだというのだ。
「それだけだからな」
「ふうん、じゃあ迷惑をするのは私達だけなのね」
「ああ、そうなるなそっちの世界だと」
「だとちょっと救われるけれど」
「迷惑も迷惑、凄い迷惑だけれどな」
 当麻はぼやく感じで述べた。
「それってな」
「そうよね。何様なのよ」
 美琴もむっとした顔で言う。
「神様にしてもね」
「そうよ。頭にくるから」
 インデックスも二人と同じ考えだった。
「何か避けたいけれど」
「それできそうもないな」
「今の状況だとね」
 学園都市はそうなっているというのだ。
「それならもうな」
「やるしかないわね」
「絶対にね」
 三人も感じ取っていた。それで深刻な顔になって言い合った。そしてその三人に如月が笑顔で言ってきた。
「よし、それならだ」
「それなら?」
「それならっていうと?」
「最初からそのつもりだったが俺達も行こう」
 こう当麻とインデックスに対して応えたのだ。
「それでいいな」
「あんた達もって」
「いいの?物凄く強いよ」
「強いのは承知のうえだ」
 それも構わないというのだ。
「というかもう知ってるからな」
「あっ、そうですね」
 美琴も如月達には敬語だった。
「如月さん達は仮面ライダーとして戦ってきたから」
「ああ、それもそのゾディアーツとな」
 フォーゼ達のメインの敵は彼等だったのだ。だからこそ特に言えることなのだ。
「だから一緒に行っていいか」
「如月達がいっていうんなら」
「私も別に」
「私もです」
 当麻だけでなくインデックスと美琴も言う。
 
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