仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第六十五話 白き王との決戦その十六
「私達がどうして力を合わせて戦うのか」
「その通りだよ」
「一人一人で駄目でも」
「君達が全員集まり一つになれるかどうかをだ」
「見たかったのね」
「そして見させてもらった」
まさにそれをだというのだ。
「見事な連携だ、そしてその連携は」
「私達はお互いに信じているわ」
これは武偵だけではない、ライダー達もだ。
「だからさっきも皆攻撃を仕掛けられたのよ」
「そして俺もだ」
ディケイドも言う。
「来ることはわかっていた」
「それでだな」
「そうだ、かわしてだ」
そしてそれからだった。
「止めの攻撃に移れた」
「そして私を倒せた」
「全て見せてやった」
口調は変わらない。そして態度も。
ディケイドはそのままでスサノオに対して告げてそしてこうも言うのだった。
「では満足だな」
「如何にも。ではだ」
「この世界を去るか」
「ではまた会おう」
スサノオは悠然として言う。
「次の世界で」
「また見せてあげるわよ」
アリアはきっとした強い目で告げた。
「楽しみにしてなさい」
「実際にそうしている」
楽しみとしていることも隠さない。スサノオはそうだった。
「ではだ」
最後にこう言い残しスサノオは爆発四散した、ダガそれで彼が死んではいないことは最早誰もがわかっていることだった。
シフォンはその爆発を細い目で見ながら呟いた。
「やれやれですね」
「それだけですね」
「はい、本当にこれだけです」
カズヤにもこう返す。あっさりとさえしている。
「ではまたですね」
「そうね。またね」
サテライザーもシフォンと同じ感じだ。
「出て来るわ」
「けれどこの世界での戦いは終わりだよ」
杏子も言う。
「まあ。今はゆっくりと休むか」
「何か食べる?」
理子も戦いが終わり興味をそこに移しだしていた。
「とりあえず水炊きは食べたけれど」
「酒が欲しいところだ」
ケンシンはまずそれを所望した。
「戦いが終わったのだからな」
「そういえばケンシンさんってあれよね」
「うむ、酒は好きだ」
こう理子にも答える。
「あれは最高の飲み物だ」
「そうよね。お酒好きよね」
「とにかく飲みたいところだ」
ケンシンは今はそれだった。
「折角終わったのだしな」
「とりあえず何かあるかしら」
レキも食べるものを探す。
「何かが」
「すき焼きとかどうだろうな」
「ああ、あれな」
不知火は武藤の今の言葉に乗った。
「あれもいいよな」
「じゃあすき焼きにするか?」
「それだと鍋続きだから」
ジャンヌは武藤のその提案に今一つといった感じだった。
「あまり」
「そうか。そういえばそうなるよな」
「じゃあすき焼きは止めておくか」
「その方がいいと思うわ」
こう二人に返す。
「他のもので」
「バーベーキューとかどうかな」
これを提案したのは明久だった。
「皆で楽しく食べられるしね」
「それいいですね」
チェルシーがにこりと微笑んで明久のその提案に乗った。
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