仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四十四話 デンライナーでの騒動その一
第四十四話 デンライナーでの騒動
あっという間にだ。全員集められた。彼等はデンライナーで魔法学院に来てまずはこう言い合った。
「今度は中世かあ」
「欧州みたいね」
「で、ここでもスサノオが出て来てるのかよ」
「全く。あちこちで仕掛けて」
「何だってのかしら」
こう言い合いだ。そのうえでだ。
彼等は魔法学院の中に向かう。ここでだ。
宗朗はジェリオに会った。その瞬間にだ。
お互いに目を見開いて見合ってだ。こう言い合った。
「君とは別人の気がしないよ」
「僕もだよ」
宗朗もジェリオも微笑んでいた。そのうえでの言葉だった。
「いや、鏡を見ている気分だよ」
「本当にね」
「僕は君に会えてよかったと思えるね」
「そうだね。初対面なのにね」
「あんた達同一人物でしょ」
いささか苦笑いになってだ。キュルケは横からその二人に言う。
「実は」
「いや、違うよ」
「それは違うよ」
二人同時にキュルケにこう返す。
「本当に初対面だから」
「ましてやいる世界が違うよ」
「別人なのは間違いないからね」
「それは保障するよ」
「けれどそうは思えないから」
キュルケは半分以上本気だった。今の言葉は。
「しかも。ルイズなんて」
ルイズはもっと凄かった。幸村にローズ、そしてキャシー達に囲まれていた。四人共全く違う外見だがそれでもだった。その醸し出すものが同じだった。
ルイズの方も意気投合している感じでだ。彼女達に笑顔で話していた。
「あんた達とはお友達になれそうね」
「うむ、わらわもそう思うぞ」
「ローズ達友達だね」
「はい、いい関係になれそうです」
四人共笑顔で話すのだった。そしてだった。
タバサもだった。アイと向かい合って話をしていた。
「私達。いる世界は違うけれど」
「そうね。こうして出会ったからにはね」
「友達になれるわ」
「絶対にね。じゃあこれからね」
「宜しく」
「お互いにね」
笑顔で言い合っていた。タバサは無表情だがオーラはそうなっていた。
そしてギーシェもだ。慶彦と楽しく話をしていた。
「いやあ、まさかこうした人がいるなんてね」
「面白い縁だね」
二人で笑顔で話している。
「君達の参加を歓迎させてもらうよ」
「僕もこの世界に来てよかったよ」
「いや、また大切な仲間が来てくれたね」
「これはまたいい絆ができたね」
「何かね。凄いことになってきたわね」
キュルケは仲のいい面々を見て少しやっかむ感じで言った。
「私はちょっとね。どうも」
「気にするな」
そのキュルケにアニエスが言った。
「こうしたことは縁だから」
「そうみたいね。けれど何かそういう縁が多いみたいね」
「そうだよ。私達って不思議とね」
「そうした関係が多いんです」
十兵衛とまどかもキュルケに言ってきた。
「不思議なことだよね」
「そうしたことがあるんです」
「まあ。私もひょっとしたらいるだろうし」
キュルケは少し希望を持つことにした。
「待つわ」
「そうしたらいいから」
「世界って広いですけれど巡り合いのものですから」
「そうよね。けれどルイズはね」
やはりだ。彼女は違っていた。
「本当に多いわね」
「羨ましい?」
「結構ね」
こうモンモランシーにも返す。
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