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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三十七話 感じられるから人間なんだよその二

「やっぱりな。あいつ等もな」
「だとしたら」
「この世界は早い段階からスサノオが介入してきているのかもな」
 デルタもいた。変身しているのは三原だ。
「そうしてそのうえで」
「私達を見ている」
「ほむらちゃんはあれだろ」
 デルタは銃を両手に持ち魔獣達を撃ちながら言う。
「何度もこの世界をやりなおしてるんだよな」
「そうだけれど」
「それでそのまどかって娘が魔女、そして魔法少女の概念を変えた」
「それな。さっき言われたけれどな」
「そうよね」
 ダンサーの様な姿の杏子もマミも話に入ってきた。戦いながら。
「まどかってな。あたし達と戦ってきた」
「そしてこの世界を変えてくれた娘」
「何かな。とてつもないことしてくれたな」
「この世界のあり方自体を変えるなんて」
「ああ、俺もそう思う」
 ファイズは剣を縦横に振るっている。その上ではオートバジンが人型になり空を飛びながらミサイルを放ちそのうえで攻撃を仕掛けてきている。
「尋常じゃない能力だな。それでな」
「それで・・・・・・」
「俺の予想だけれどな」
 ファイズは戦い続けながらほむらに言っていく。
「スサノオはその娘を見てるな」
「まどかを」
「それが鍵だな、この世界での戦いの」
「そこに謎がある」
「言ったよな、スサノオの目的は世界を征服するとか破壊することじゃない」
 またこのことを言うファイズだった。
「俺達を、人間を見ることなんだ」
「人間を」
「だからな。多分な」
「まどかがああすることも見ていた」
「その娘はまだいるんだよな」
「ええ、間違いなく」
 ほむらはバズーカも放つ。それも何度もだ。
 それで魔獣を倒しながらだ。乾に話すのだった。
「そして私達を守ってくれているわ」
「それでキュウべえについてだけれどいいかな」
 カイザはサイドバッシャーから降りていた。そのうえでだ。
 右手のその剣を逆手に持ち銃撃も放ちながらだ。魔獣達を斬っている。
 右から左に振りそれで払う。それで敵を消しながらだ。キュウべえについて言及したのだ。
「彼は宇宙、他の星から来ている」
「そしてスサノオもまた」
「多分キュウべえにそうしたことを植えつけたのはスサノオだ」
 まさにだ。彼だというのだ。
「そしてこの世界で君達を見ていた」
「だからこそ魔法少女がいて」
「魔女もいた」
「そうなるのね」
「おそらく君にしてもだ」
「私も」
「他の魔法少女達も同じだ」
 そうだとだ、カイザはほむらに話すのだった。
「君達は最初からスサノオに見られていた」
「そのうえで戦いあがいてきた」
「そうじゃないかな」
 カイザはほむらにこう述べた。
「そしてその娘が全てを変えるのも見た」
「あらゆるものを。スサノオは見る為に」
「それは終わっちゃいない」
 カイザはだ。ここで一つの考えに至った。
「俺達がこの世界に来ることもだ」
「全ては予想していてそのうえで」
「見ているんじゃないかな」
「何度聞いても悪趣味だよな、スサノオって」
「そうよね」
 杏子とマミがまた言ってきた。
「そうしてあたし達を見てな」
「仕掛けてきているなんだ」
「ったくよ、覗きと全く変わらないだろ」
「むしろそのものね」
「まあそれは否定できないな」
 デルタも二人にこう話す。
「あいつはそうしていつも俺達を見ているからな」
「それなら」 
 ならばだと。ほむらはここで呟いた。
 
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