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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三十五話 モンスターアタックその八

「じゃあね」
「わかりました。それでは」
「やらせてもらいます」
 二人はゾルダの言葉に応えて頷いた。そしてだった。
 龍騎とナイトもだ。それぞれだった。
 カードを出してサバイブになったうえでだ。言うのだった。
「じゃあやるか」
「そうだな」
「スサノオが出て来たら」
「倒す」
「問題は本当に出て来るかですね」
 カズヤはいささか真剣な顔でライダー達に述べた。
「そのスサノオが」
「まあな。仕掛けてくる奴だけれどな」
「そして最後に出てくることが多い」
「それを考えたらな。出て来る奴だけれどな」
「今回もだ」
「ですか。それなら」
「カズヤ、鏡から目を離さないで」
 サテライザーはカズヤに対して告げた。
「いいわね」
「はい、そのスサノオが何時出て来てもいいように」
「油断しないで」
「わかりました」
「では。任せたのです」
 ラナがだ。サテライザーの背中からだった。微笑んで声をかけた。
「私も応援してるのです」
「有り難う」
 サテライザーもだ。微笑んでラナに応えた。
「それならね」
「はいなのです」
 明るい笑顔で応えるラナだった。かくしてだ。
 四人の戦士達は鏡を見据えた。そしてその鏡からだった。
 声がしてきた。その声はというと。
「さて、待っているな」
「やっぱり出て来たな」
 龍騎がだ。その声に対して返した。
「最後の最後でな」
「如何にも。君達も読んでいた様だな」
「毎度のことだからな」
 それに故にだとだ。龍騎はまたスサノオに返した。
「それもな。じゃあやるんだな」
「用意はできているようだな」
「そんなのとっくに出来てるんだよ」
 龍騎士は両手を己の腰の左右に置いてそのうえで。身体を前に屈めさせてその姿勢で鏡の向こう、スサノオの声がするそちらに対して告げた。
「もうな。こっちもな」
「ふふふ、なら話が早い」
「それでだ」
 ナイトもだ。そのスサノオに対して言う。
「貴様の今度の姿はどういったものだ」
「それも察しがついていると思うが」
「あれか」
 話を聞いてだ。ナイトは静かに頷いた。
「あの姿か」
「折角のミラーワールドだからな」
 まさにだ。ミラーワールドだからだというのだ。
「その為だ」
「そうか。話はわかった」
「ではいいだろうか」
 スサノオはあらためてだ。戦士達に問うた。
「この世界での最後の戦いをはじめよう」
「行くわ」
 サテライザーは意を決したその顔でだ。小さく述べた。
「そしてこの世界での戦いを」
「はい、終わらせましょう」
 カズヤもだ。サテライザーに対して応えた。
「是非共」
「さて、じゃあな」
「戦いのはじまりだ」
 龍騎とナイトが言うとだ。その瞬間にだ。
 鏡から鮫が現れた。頭は鮫でそこから下は人のものだ。
 
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