仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三十三話 アイスプリンセスその十
「それはそうだけれどな」
「まあだったらいいだろ。吉井君なんか酷いからな」
「あいつ本当に留年しないだろうな」
「あのままだと可能性はあるな」
そのだ。留年のだというのだ。
「それで今高見沢社長に塾を紹介されてもいるけれどな」
「あの社長にかよ」
「まあ癖の強い人だけれどな」
ライダーの例に漏れずだ。高見沢もそうなのだ。
「塾を紹介してもらってなんだよ」
「それでどうにかなりそうなのかよ」
「どうだろうな」
今一つはっきりしない返事でだ。北岡は城戸に返した。
「彼はちょっと以上にな」
「駄目なんだな」
「あそこまで勉強が苦手だとな」
「どうしようもないか」
「だから難しいんだよ」
北岡もだ。首を傾げさせていた。どうしたものかといった顔でだ。
「まあ俺としては仲間が強くなることは大歓迎だけれどな」
「だよな。それは俺もだよ」
「けれどなんだよ」
困った顔になってすらいた。今の北岡は。
「あそこまでだとな。本当に難しいな」
「せめて留年位はしないでいて欲しいところだな」
「ああ、本当にそう思うな」
「留年ですか」
その言葉にだ。サテライザーは反応してきてだ。
そのうえでだ。こう言うのだった。
「実は私もです」
「君も?」
「というと?」
「一年留年する形になって。実は十八歳なのです」
「あれっ、そうだったのかよ」
「それはまた以外だな」
「諸般の事情で」
それでだとだ。サテライザーは述べてだ。
そしてそのうえでだ。こう二人に述べた。
「そうしたこともありますね」
「まあ。君の場合はあいつとは違ってな」
「あくまで諸般の事情だからな」
「あいつは。要するに勉強が駄目なんだよ」
「そこが違うんだよ」
学年二位のサテライザーは言うまでもなく座学も優秀だ。それでだ。
そうしたこととは無縁だった。だがそれでもだ。明久のことは頭の中に入れたのだった。
そのうえで様々な仲間達のことも知った。そうしてだ。
朝にカズヤと共に朝食を食べながらだ。こう言ったのだった。
「中々面白い人達ね」
「仮面ライダーの人達以外にもですよね」
「ええ。色々な人がいてね」
それでだというのだ。
「皆面白い人達ばかりよ」
「そういえばなんですけれど」
「そういえば?」
「はい、アーサーがです」
「そうそう、そうなんだよ」
ここでだ。金色の奇麗にショートにした髪に青緑の目の中性的な顔立ちの少年が来てだ。こんなことを言ったのだった。
「僕とそっくりの人がいてね」
「あれには驚きましたわ」
アーサーの横にはだ。やはりガネッサもいた。その彼女も言うのだった。
「アーサーのそっくりさんがいるとは」
「外見は違うけれど本当にそっくりだったんだよ」
「あのレスターという少年。本当にそっくりですわ」
真顔でだ。ガネッサは言うのだった。
「わたくしにしてもそうですし」
「そうね。あのミツヒデという娘ね」
「ええ、あの娘は本当に」
「貴女そっくりだったわね」
サテライザーもだ。真顔でガネッサに顔を向けて話したのだった。
「ドッペルゲンガーかと思ったわ」
「普段なら笑って済ませるお話ですけれど」
こう前置きしてからだ。ガネッサはそのサテライザーに述べた。
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