(聖刻シリーズ)創造の紡ぎ手と異世界、そして妖精
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序章 願い
願い
「・・・この世界の他に、他にも全く違う世界があるというのを 君は信じるかい?」
おとぎばなしのような話だ。
誰もがそう言ってわらう、そんな話を オレは信じていた。
魔法の発達するこの世界なら、どこかにそんな魔法があるのかもしれない。
だから、実際に見つけたときは驚いた
「転送魔方陣」
古い遺跡から見つかった、謎の陣。
その時に思い出した、「異世界の話」
まだ実験途中だから、どこにとばされるか分からない。
けれど、そのとばされた世界が全く違う世界だったら。
「面白いに決まっている!」
そこはもっと ここより面白いに違いない。
ただそれを願った。
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