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対決!!天本博士対クラウン

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第三百九十一話


                第三百九十一話  先生達の飲むお酒
 今田先生と今日子先生が飲むお酒はというと。
 二人は今レストランで飲んでいた。それは。
 ワインだった。赤ワインをパスタと共に楽しみながらだ。話をしていた。
「このワインは何だったかしら」
「ランブルスコよ」
 今日子先生が今田先生に話す。
「イタリアのあのね」
「あのお酒なのね」
「そう、それなの」
 こう話すのだ。
「甘いでしょ」
「それに発泡性が強いわね」
「どう?美味しいでしょ」
「ええ、凄くね」
 今田先生はその赤ワインを飲みながら上機嫌で話す。
「何か一口飲むとそれから」
「どんどん飲めるわよね」
「甘いワイン好きなの」
 今田先生は自分の好みも話した。
「パスタにも合うわね」
「だって。これイタリアのワインだから」
 何故パスタと合うのか。今日子先生はその理由も話した。
「だからね」
「そうね。イタリアのワインだからね」
「合わない筈がないから」
 これが今日子先生の意見だった。そしてだ。
 今日子先生もだ。そのランブルスコワインを飲みながら話す。
「私もこのワインはね」
「好きなのね」」
「ええ、大好きよ」
 今日子先生もだった。ランブルスコワインが好きなのだ。
「飲みやすいからね」
「飲みやすいワインが一番よね」
「香ちゃんも私も甘いもの好きだしね」
 このことに秘密があった。何故二人がその赤ワインを好きかだ。
「だからワインも甘いのがね」
「一番いいわよね」
「赤でも白でもね」
 色はどれでもなのだった。
「甘いのが一番よね」
「辛いワインはね」 
 どうかというのだった。それについてはだ。
 今田先生がだ。困った顔で話す。
「飲めないわよね、どうしてもね」
「私も。辛いワインはね」
「昔から。駄目なのよね」
「本当にね」
 そうした話をしてだ。そのランブルスコを飲みだ。
 瞬く間に一本開け。すぐにだった。
「じゃあもう一本頼む?」
「そうしよう」
 先生達はまた頼む。一本開ければまた一本、それを繰り返していってだ。甘い赤ワインを心ゆくまで楽しみ堪能するのであった。


第三百九十一話   完


                 2011・5・29 
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