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対決!!天本博士対クラウン

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第三百六十六話


               第三百六十六話  スイーツにも
 華奈子と美奈子はだ。他の四人にもその酪やそういった日本の乳製品について話していた。それ等が一体どういったものかをだ。
「作るのに時間がかかるけれどね」
「手間もかかるけれど」
「それでも美味しいわよ」
「身体にもいいし」
「そうみたいね。バターやチーズと同じものだからね」
 最初に応えたのは梨花だった。
「身体にいいのは当然ね」
「美味しいのもね」
 続いては美樹だった。彼女は味について話した。
「それもわかるわ。牛乳から作るから」
「美味しくて栄養があるのね」
 春奈はその目をにこやかなものにさせて話す。
「それっていいわよね」
「そうよね。話聞いてたらミルクキャンデーみたいな感じもするけれど」
 赤音はこう考えて頬を緩ませている。
「優しい甘さで。食べたら病みつきになりそうよね」
「それがねえ。作るのにやたら手間がかかるから」
 華奈子は自分の頭の後ろに右手をやって。そのうえで苦笑いの顔で述べた。
「ちょっと。病みつきにはね」
「なれないのよね」
 美奈子も彼女にしては珍しく困った顔になっている。
「三時間もね。あっためていつもへらで掻き混ぜてだから」
「少しでも焦げさせたら駄目だから」
 こう四人に話す二人だった。
「だから。そうおいそれとは」
「作られるものじゃないのよ」
「そうなの。じゃあ」
「ちょっと。今からっていうお菓子じゃないのね」
「それだと。生クリームのお菓子みたいなのにはいかないから」
「そこが問題よね」
 梨花、美樹、春奈、赤音の順に言っていく。
「それ考えたら普通の生クリームのお菓子とかの方がいいかしら」
「手頃だしね」
「ずっと簡単に作られるし」
「それでも充分以上に美味しいしね」
「じゃあ。今度は」
「皆で洋菓子がいいかしら。ケーキか何かをね」
 華奈子と美奈子も言う。
「そういうのがいいわよね」
「美味しいし」
 ここに最大の理由があった。
「だから。皆でね」
「ケーキ。どうかしら」
 二人がこう提案するとであった。他の四人もだ。
 楽しそうな笑顔になってだ。こう答えるのだった。
「うん、それじゃあね」
「それにしましょう」
 これで決まりだった。六人でだ。ミルクをたっぷりと使ったケーキを作ることになったのである。


第三百六十六話   完


              2011・3・2 
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