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スーパー戦隊総決戦

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第十八話 海辺の死闘その十二

「決めるわよ!」
「よし!やろう!」
 ゴセイレッドが皆に声をかける。そして。
「五つのランディックパワー今ここに!」
「ゴセイスーパーソニック!!」
「いけーーーーーーーーっ!!」
 彼等も攻撃を放ったのだった。今全ての戦隊の攻撃が炸裂した。それを受けてだ。さしもの敵達も全身黒焦げだらけになりあちこちから煙が出ていた。
 その中でだ。早速ヤバイバが言ってきた。
「やいやいやい!死んだらどうするんだ!」
「下手してたら危なかったわよ!」
 ツエツエも爆発した様な顔で抗議する。
「遠慮なくやりやがって!」
「生きていたからよかったようなものの!」
「いや、その方等は全員生き残っているではないか」
 その彼等にパルジファルが言ってきた。
「誰一人欠けることなくだ」
「まあそうだがな」
「そう簡単に死んでたまるものか」
 ヴァッフォとミゲラも何だかんだで立っている。
「これから我等の国を作るのだ」
「ならばこの程度ではだ」
「なら問題はないな」
 パルジファルはいささか強引に話を終わらせにかかってきた。
「生きているのなら」
「何よ、この王様」
「無茶苦茶を言っておるぞ」
 シズカとガジャが今のパルジファルの言葉に抗議する。当然ながら彼等もあちこち黒焦げになっている。とりわけ顔が酷いことになっている。
「生きているのならいいって」
「それが聖杯の王の言葉か」
「そうだ、私は王だ」
 今度もまたこんな言葉だった。
「そのことは変わらない」
「考え方を変えるなりよ」
「慈しみの心を忘れたら駄目ぞよ」
 ヨゴシュタインとキタネイダスもこうクレームをつける。
「我等は常にそれを忘れていないなり」
「そう、誰もが仲良く楽しく暮らせる国を」
「それを考えているでおじゃるが」
 ケガレシアも言う。
「貴殿は生きているのならいいと。どうしてそんなに素っ気無いでおじゃるか」
「死ぬ筈がないと思っていたからだ」
 だからだというのである。
「それでだ」
「冷静といいますかそれは」
 ロンも少し戸惑いながら述べた。
「少し。冷酷では」
「聖杯の城モンサルヴァートは何かと堅苦しい場所と聞いてますが」
 アクマロも無事である。
「しかし。この人はそれでも」
「何というか」
「わかっているにしても」
「まあ話は変えてだ」
 ドウコクが話を変えてきた。
「おい、これで終わりとは思うなよ」
「ああ、わかっている」
 シンケンレッドが彼の言葉に応える。
「それならだ」
「誰が巨大化するんだ?」
 ドウコクはこう仲間達に問う。
「俺がいくか?」
「おい、俺に決まってるだろうがよ!」
「俺もいる」 
 二極神が名乗り出てきた。
 
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