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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第十九話 動物園での戦いその四

「スサノオと戦ってそうして」
「あいつの鼻をあかしてやらないとね」
「とどのつまりはその意気が大事なんでしょ」
 優子が指摘した。
「私達が諦めたらスサノオはもうどうでもいいって考えみたいだし」
「そうであろうな。あ奴はわらわ達が諦めたらそこで自分も去る」
 幸村もそう見抜いた。スサノオの考えをだ。
「しかし諦めずに向かって来れば応えるのじゃ」
「あの、じゃあ結果として終わらない戦いになりませんか?」
 瑞希は優子や幸村の話を聞いてだ。おっとりとした感じだが考える顔でこう述べた。
「結果として」
「そうなんだよ。僕の時代でも戦ってるし」
 正夫がその通りだとだ。瑞希に話す。
「君達の世界に行った天道さん達だってそうだったよね」
「はい、あの人達もずっと戦っていました」
「仮面ライダーはそういうものなんだ。人間としてスサノオと永遠に戦う存在なんだ」
「そして戦士もですね」
 利光の眼鏡の奥の目がここで光った。
「僕達もまた」
「君達は多分この一連の戦いが終わったらそれで終わるよ」
 紅は彼等は永遠に戦わないと話す。
「確かに長く辛い戦いになるけれどね」
「ううん、仮面ライダーって何か」
「そうだね。最早それは」
「ライダーになることそれ自体が運命みたいな」
「逃れられないものがあるね」
 明久と竜司が話す。二人でだ。
「最初の本郷猛さんや一文字隼人さんの頃からはじまって」
「今に至るまでそうだっていうと」
「俺は自ら志願して素晴らしき青空の会に入った」
 二人が運命の話をしたのを受けてだ。名護がまた話してきた。
「そしてイクサシステムの適合者になり渡君と戦い過去の世界にも行った」
「そのこと自体がそもそも」
「運命だったんですか」
「剣崎さんが仮面ライダーになったのも運命だった」
 名護は彼のことも話した。
「だがあの人はそれと共に運命にも勝っている」
「ジョーカーになる運命」
「それにでしたね」
「だから俺達も戦う」
 名護は強い決意と共にこう語った。
「この世界での戦いもだ」
「運命に勝つ為にも」
「その為にも」
「では行くか」
 次狼が仲間達に告げた。
「戦場にな」
「さて、戦うけれど楽しませてもらおうかな」
「動物園自体もな」
 ラモンと力はリラックスして話をした。
「可愛い動物達も一杯いるしね」
「色々と見させてもらうか」
「ああ、この動物園凄い種類と数の動物がいるから」
 英理子は動物園については明るい顔で話せた。
「コアラなりパンダなりね」
「あれっ、本当に色々いるんだ」
「それは面白いな」
「ラモン君の好きそうなアマゾンの生きものもいるわよ」
 英理子はラモンに笑顔でこんなことも話した。
「アナコンダなり鰐なりバクがね」
「僕別にアマゾンの生きものは好きじゃないけれど?」
「あれっ、そうなの?」
「半漁人は確かにアマゾンにいるよ」
 それはその通りだと話すラモンだった。しかしだった。
 彼自身はどうかとだ。こう話すのだった。
「それでもね。僕はアマゾンにはいなかったから」
「あっちの世界の日本になのね」
「うん、だから違うよ」
「そうだったの。アマゾンとは特になの」
「そういうこと。違うからね」
 こう話すラモンだった。一連の話が終わってからだ。
 そこに美咲達が来た。真人、真央の双子もだ。徳に美咲がだった。
 かなり奇麗で可愛らしい服を着ていてだ。俯き気味に竜司に言ってきたのである。
 
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