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ヘタリア学園

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第千八百五話  連合にいました

第千八百五話  連合にいました
「俺も猫飼ってる」
「そういえば何匹飼っておられました?」
「数は知らない」
 ギリシアはこう日本にお話しています。ギリシアには猫がこれでもかといるのです。それは殆ど埼玉の白猫屋敷みたいな感じです。
 そうしてギリシアはです。その中の一匹。黒い毛がふさふさとしていて顔や背中の一部、それに前足のところが白い猫を持ってです。日本に見せます。
「その中でこいつが」
「ギリシアさんに似ていますね」
「そう。猫達のリーダー」
 ギリシアのお家の猫達のだといいます。
「俺に一番懐いてる」
「成程、そうなのですか」
「俺の好きな人にも懐く」
 顔は何処かぼうっとした感じですがそうみたいです。のんびりとしたオーラを醸し出しているところは飼い主にそっくりだと言えます。
「だから日本にも懐く」
「そうですか。それでは私も」
「うん。ほら」
 ギリシアから手渡させてです。猫を持ってみます。するとです。
 実際に日本の手の中で落ち着いています。日本はそれを見て言いました。
「いい猫ですね」
「うん。俺もそう思う」
 こんなギリシア猫です。静かな優しい猫です。


第千八百五話   完


                                       2011・1・1
 
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