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ヘタリア学園

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第千八百三話  猫も大きい

第千八百三話  猫も大きい
 黒毛でところどころ白くなっている、カラーリングは結構アメリカ猫と正反対の大きな猫です。毛が長いのもまた結構目立ちます。その猫の飼い主は。
「いい猫だよねえ」
「あっ、そうですね」
 リトアニアがびくりとする相手といえばロシアです。飼い主はこの人なのです。
「確かに。何か大人しそうですね」
「うん、とても大人しい猫だよ」
 目が飼い主そっくりです。確かに一見するとです。
「だから僕大好きなんだ」
「そういえばロシアさんって動物好きですよね」
「犬も猫も好きだよ」
 こうした素朴なところも確かにあるのです。
「だからこの猫だってね」
「そうなんですか」
「うん。リトアニアもどうかな」
 こうリトアニアに言ってきました。
「猫、飼ってみないかな」
「そうですね。ちょっと考えてみます」
「猫はこの種類が一番いいと思うし」
 見れば結構以上に大きいです。普通の猫の倍はあります。
「だから。どうかなあ」
 今日は穏やかなロシアです。こうしていつも穏やかなら周りの国々も平和なのですが。けれど大人しいとそれはそれで抑止力にならないから困ったものです。


第千八百三話   完


                                     2010・12・31
 
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