IS―事務員ですが、何か?―
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事務員は忙しいです
前書き
ようやく出来上がりました。
IS、インフィニット・ストラトスの出現により世の中は男女平等から女尊男卑になった。
それによって男は理不尽な理由で仕事を押し付けられたりするようになったけれど、どんなことにもやはり男手はいるわけで私が勤めている“ISの操縦者を育成するための学校”であるIS学園でも変わらないわけです。
「今日も平和ですね~」
私こと犬林蓮は今事務室でお茶を飲んでいました。そう、この時までは。
「犬林さーん、居ますかー?」
入口から私の同僚の長林(ながばやし)楓(かえで)さん(27歳独身)がやってきました。
「はいはい、なんですか?」
はてさて、今日は一体何が起こったのでしょうか。
「一年の織斑君が部屋のドアを新しくしてほしいそうです」
へ?
「ドアを新しくして欲しい?今年全部取り替えたばかりなのにですか?」
そう、今年はIS委員会の通達で第三世代ISを持った生徒がくるからドアを防弾加工やらなんやらして結構頑丈にしてあるのだ。
「ええ。言い表せないほどボロボロでした。何をやったらあんな風になるんでしょうか?」
言い表せないほどボロボロ!?IS装備でも使ったの!?でなきゃそうはならないはずなんだけど?!
「分かりました。ちょっと行ってきますね」
さて、目的の一年生の寮にいきましょうか。
信じられません…。私は今件のボロボロにされたドアを目の前にしてこれは夢なんじゃないかと思ってしまっています。
「さて、事務室に戻ってお茶でも飲みましょう」
うん、これは見なかったことにしましょう。ええそうしましょう。これは幻です。え?現実逃避するなって?これが現実な訳ないでしょう。だって世界最新の限りなく木に近いがそれでもモース硬度6はある世界最新の素材がまさか穴だらけになってるなんて非現実以外のなんと言えるだろうか。
「何を現実から逃げようとしている犬林事務員」
はい、振り返ったら目の前にブリュンヒルデ、鬼教官、もっと罵ってくださいお姉さま、あの人人間じゃねぇよなどなど呼び名があったりするIS学園最強の教師織斑千冬さんが私の目の前にいました。
「はっはっは。何を言ってるんですか織斑先生。現実から逃げようとなんてしてませんよ。そもそもあの扉に穴があいてる方ことが非現実的ですよ」
そう、これは決して逃げようとしてるわけじゃない。逃げようとしてるわけじゃn
「現実を見ろ」
はっ!?いつの間にか私の頭がアイアンクローをされている!?これが世界最強の所以か!
「余計なことを考えるほど余裕があるようだな」
メキメキメキ(←頭が軋む音)
「お、織斑先生!?頭からなっちゃいけない音が出てます!お願いだからヤメ「ほうしゃべる余裕すらあるか」ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
つ、潰れる潰れる!?一応私の頭は鉄筋が落ちてきても鉄筋の方が変形するくらいの硬さを誇ってるのに頭からなっちゃいけない音がぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?
「分かりました分かりましたからアイアンクローやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
現実を認めたことでアイアンクローからは開放されました。グスン。
実家にいるお母さん、今年は帰れないかもしれません…。
「それで、何をどうしたらこんな穴があくんですか?」
開放されてからまずどうして穴が空いた原因を突き止めるため私は織斑先生に質問します。
え?頭は大丈夫かって?大丈夫ですよ、まだ死ぬほど痛いですが。
「木刀でついたら空いたそうだ」
「はい?」
今聞き間違いですよね?モース硬度6が木刀で穴があくなんてことは決してないんですから。
「ん?聞こえなかったのか?木刀でついたらあいたんだそうだ」
………うそん。
「織斑先生、冗談もほどほどにしてくださいよ。木刀の突きで穴があくわけないじゃないですか」
「私は冗談を言うのは苦手でな。これは事実だ」
うっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!?
「なるほど、この穴を開けた生徒は織斑先生なみのじんが「何かいったか?」イエナニモイッテマセン」
怖い!いつも思ってるけど怖いよ織斑先生!
「それで、どれくらいで直る?」
「そうですね、もうここまで穴が空いちゃったら修理しようがないですから新しいのを取り付けますよ。でも今予備の扉がないから一週間くらいかかるかと」
「遅い。明日の学校終了までに直せ」
「むちゃくちゃ言わないでくださいよ。書類申請して許可出してもらって受注してそれから業者に頼んで色々しないと「いいからやれ」ハイ」
次の日の放課後、壊れた部屋のドアは新品に変えられていて某ワンサマーさんは呆然としたそうです。
ちなみにその日の事務室では真っ白に燃え尽きた某ボクサーのようにイスに座る犬林蓮が発見されたそうな。
後書き
無理矢理感がありますが、徐々にちゃんとした分を作っていきたいです
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