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ヘタリア学園

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第千七百二話  看護婦さんでした

第千七百二話  看護婦さんでした
「実は私の今の格好だけれど」
「レッドデビルやないんか?」
 スペインがハンガリーに対して尋ねます。
「さっきそう言ってたやろ」
「違ったのよ。実はね」
「何なんや?それで」
「看護婦さんなの」
 それだというのです。看護婦さんになっているというのです。
「真っ赤だけれどね」
「真っ赤な看護婦さんかいな」
「そうなの。結構面白いでしょ」
「そやな。見てたら何かそういうふうにも見えるな」
 スペインもハンガリーの言葉に対して頷きます。
「看護婦さんかいな」
「何なら注射する?」
 漫画に出て来るものそのままの巨大な注射を出してきました。それを見ていると何か邪悪なものを感じざるを得ません。赤い看護婦さんの服がそうさせています。
「今から」
「いや、俺別に病気ちゃうし」
「いいのね」
「っていうか何処にそんな巨大な注射があったんや」
 そのこと自体がそもそも不思議なのでした。あと注射の中のお薬が何かということも気になることであります。やっぱり何かが違う看護婦さんです。


第千七百二話   完


                                         2010・11・7
 
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