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ヘタリア学園

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第千六百八十五話  ロシアと付き合っても

第千六百八十五話  ロシアと付き合っても
 キューバからアイスを貰ったベトナムと台湾は今度は彼の国から正反対の方に向かいます。そこは。
「あの、ここって」
「そう、ロシアよ」
 ベトナムは平然と台湾に答えます。
「凄く広くて雪ばかりでしょ」
「それはわかりますけれど」
「まあロシアと付き合ったらね」
 太平洋ではそれだけで恐ろしいことになってしまうのです。
「日本さんだけじゃなくてアメリカも中国も嫌な顔するしね」
「それもありますけれど」
 台湾は困った顔でベトナムに言います。それだけではないというのです。
「あの、ロシアさんって」
「私は大丈夫よ。台湾もね」
「どうしてなんですか?それは」
「ロシアって友達や利害関係のない相手には穏やかで親切だから」
 そもそもお友達が伝統的に少なかったりします。フランスとかオーストリアさん位と言って過言ではありません。あとこのベトナムとキューバもそうなのですが。
 あと利害関係が生じれば、ということでした。やっぱり怖いロシアです。
「安心していいわよ」
「そうなんですか」
「私がロシアと付き合ってもアメリカも中国も何も言わないしね」
 何故かというと彼等との戦争で勝っているからです。喧嘩の強さでもかなりのものなベトナムなのです。人付き合いも上手で喧嘩も強い、ポテンシャルはかなりのものです。


第千六百八十五話   完


                                   2010・10・29

 
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