仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第十四話 迷路とお化け屋敷とワームその二
「あのさ、そんなに怖い?」
「はい、かなり」
「だって。お化け屋敷だから」
「何かさ、今さ」
ここでさらにだった。明久は言ってしまった。
「美波にしがみつかれてると」
「何よ。何かあったの?」
「痛いんだけれど」
言うのはこのことだった。
「何でだろう」
言ったその瞬間にだった。明久は美波に思いきり殴られた。頭を抑えてしゃがみ込みながらだ。その叩いた本人対して言い返した。
「痛っ、何するんだよ!」
「硬いとか痛いってのは駄目よ」
こう言ってだ。美波は怖い顔を見せる。
「絶対にね」
「な、何でなんだよ」
「秘密よ。裏の名前と同じくね」
自分手言ってしまう秘密だっは。
「あとぺったんこもよ」
「何で秘密なんだよ」
まだわからない明久だった。しかしその彼に瑞希が言ったきた。
「あの」
「あれっ、どうしたの姫路さん」
「前から何か来ます」
「何かってまさか」
「ワーム!?ネイティブ!?」
二人はすぐに身構える。明久だけでなく美波もだ。
無論瑞希もだ。しかしだった。
三人のところに来たのは雄二だった。翔子も一緒だ。彼は何でもないといった調子でこう一行に言ってきた。
「ああ、そっちは三人か」
「あれっ、雄二じゃない」
「ちょっと迷ってしまってな」
「ここは凄く複雑だから」
翔子も言う。
「ただ。歩いていると」
「結構ワームの奴等が出て来たぜ、こっちは」
真剣な顔でだ。雄二は明久達に話す。
「そっちはどうだ?」
「こっちは今のところまだ」
「何も出ていません」
明久と瑞希が二人に話す。
「ただ今のところはってだけでね」
「絶対に出て来ると思います」
「そうよね。結構戦いの音聞こえるし」
それは迷路の中に響き渡っていた。それも複数だ。
「やっぱりワームやネイティブのアジトなのね、ここって」
「俺達は切り抜けられてるけれどな」
雄二は美波に応えながら言う。
「それでも。他の連中はどうなんだろうな」
「それが問題よね」
美波も目を鋭くさせて言う。
「うち等だって何時襲われるかわからないしね」
「ああ。そんな話をしてるとな」
雄二は言いながらだ。身構える。
同時に翔子もだ。その彼等のところにだった。
周囲からワーム達が来た。当然明久達にもだ。彼等もそれを見てだ。
「サモン!」
召喚獣を呼びそのうえでワーム達と戦う。そうしてだ。
今回は一瞬で退けた。その戦いの後でだ。明久はこう言った。
「あれっ、このワーム達何か」
「弱いですよね」
瑞希も戦いの後で言う。彼女のワームは鎧とスカートの女騎士だ。
「特に困りませんでした」
「っていうか一撃で」
「うちも。苦手な国語で挑まれたのに」
美波は帰国子女だったので国語系が苦手だ。
「それも一番嫌な古典だったのに」
「何でかな。僕も苦戦しなかったよ」
「運動会の頃より楽に戦えました」
「多分それはな」
何故かとだ。雄二がいぶかしむ彼等に話した。
「連中が出て来てから俺達は奴等と戦ってばかりだったな」
「うん、それはね」
「もういつもだったから」
明久と美波がこう雄二に答える。
「自然とだよね」
「慣れたっていうか?」
「いや、慣れたんじゃないな」
雄二は言った。
「俺達の学力があがってるんだ」
「戦いの中でなんだ」
「そうなったの」
「ああ。その証拠にだ」
雄二はさらに話していく。
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