仮面ライダーガッチャード 奇蹟のパワー
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第三章
「この店でな」
「そうしましょう」
「オムライスも持ってくるから」
一ノ瀬は実際にその料理を両手に持ってきていた。
「俺も着席して」
「そう、貴方が主役よ」
九堂はそれでと応えた。
「だからね」
「うん、民なのオムライス置いたら俺も席に着くよ」
「後はお母さんに任せなさい」
母も言ってきた。
「いいわね」
「うん、じゃあね」
「皆で食べなさい」
全員のオムライスを置いて一ノ瀬が着席するとだった。
錬金術師は彼の大学合格を祝って乾杯した、そのうえで店の美味い料理を心から楽しむのだった。
この時浮世英寿は仲間達と共にライダー達が集う異空間の中にあるロビーにいた、そこにまずは桜井が来て言って来た。
「また何かあったんだな」
「あるから来てもらった」
浮世はソファーの背中の部分に座っている、そのうえで腕を組んだ姿勢になっていてその姿勢で桜井に答えた。
「全員にな」
「俺だけじゃないんだな」
「そうだ、ライダー全員にな」
「そうなんだな」
「お前も忙しいだろうがな」
「ああ。俺がライダーだってわかったらな」
桜井は浮世の傍の席に座って彼に顔を向けて話した。
「色々な仕事に行かせてもらってな」
「昇進してだな」
「今じゃ警視だよ」
その階級にあるというのだ。
「照井さんと同じ位出世してるよ」
「照井竜だな」
「あの人今は警視正だけれどな」
「お前もなるな」
「何でもライダーは色々危険な仕事を何なく出来てな」
そうであってろいうのだ。
「凶悪犯も倒せて極秘の存在でもあるからな」
「警察としても優遇するな」
「ああ、そしてな」
そうであってというのだ。
「俺もだよ」
「警官になって間もないが」
「警視だよ」
「それで忙しいな」
「ああ、ただ今回は」
「ライダーの話だ」
浮世は真剣な顔で答えた。
「奴等が生きていた」
「ああ、あいつ等か」
「倒された筈だがな」
それがというのだ。
「俺達の時と同じだ」
「生き返った、いや」
「言うまでもないな」
「生き返らされたんだな」
「全員集まったら詳しく話す」
浮世は桜井に告げた。
「だからいいな」
「今は待てばいいな」
「お前は少し早く来た」
「警官は時間に厳しいからな」
その仕事をしているからだというのだ。
「それでだよ」
「なら待つことも仕事だな」
「そんな時もあるよ」
実際にというのだ。
「犯人を捕まえる時はな」
「なら待つぞ」
「それじゃな」
桜井は浮世の言葉に頷いた、そのうえで他の仲間達を待った。程なくして鞍馬祢音達が来てだった。
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