| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダーガッチャード  奇蹟のパワー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

第一章

                仮面ライダーガッチャード  奇蹟のパワー
 一ノ瀬宝太郎はこの時自分の家が経営している食堂の店の中にいた、そのうえで母の珠美に言われていた。
「今日はお友達来るのよね」
「もうすぐね」
 一ノ瀬は母と一緒に調理をしつつ母に答えた。
「アカデミーの皆が来るよ」
「そうなのね」
「だから腕によりをかけて」
 母に笑顔で話した。
「作ってるよ」
「お料理をね」
「色々とね」
「うちは何でも出すけれど」
 珠美は年齢を感じさせない動きで調理をしつつ話した、その動きには熟練の技術を感じさせるものがある。
「洋食が多いわね」
「今作ってるのもそうだしね」
「ハンバーグに海老フライにナポリタンに」
「全部そうだね」
「あとオムライスね」
「そうそう、オムライスは皆好きだから」
 それでとだ、一ノ瀬は母に話した。
「人数分ちゃんと作らないと」
「宝太郎も食べるわね」
「勿論だよ」
 母に一も二もないという返事で答えた。
「俺も好きだし」
「じゃあ作るわね」
「皆特大のにして」
 オムライスの大きさの話もした。
「それでだよ」
「食べてもらいましょう」
「そうしようね」 
 親子でそんな話をしつつ調理をしていった、二人は手際よく作っていく。そして調理が終わったその時にだった。
 アカデミーの面々が店に入ってきた、まずは九堂りんねが挨拶をした。
「お世話になります」
「いいのよ、お客様なんだから」
 珠美は挨拶をした九堂に笑顔で応えた。
「それに宝太郎のお友達なんだし」
「だからですか」
「いつも来てくれてるし」
 このこともあってというのだ。
「遠慮なくね」
「楽しんでいいですか」
「そうしてね」
「いや、そう言ってくれると有難いです」 
 九堂の後ろから銀杏蓮華が言ってきた。
「ほな今日は楽しませてもらいます」
「この店何でも滅茶苦茶美味いからな」
 鶴原錆丸はアイザックを使って話している、このことはいつも通りだ。
「楽しみだよな」
「いや、いつもお世話になっているけれど」 
 加治木涼はそれでもと言った。
「いい雰囲気だよね、このお店」
「そう、本当にいいお店よ」 
 枝見鏡花もいて上機嫌で言う。
「サービスもいいしね」
「では今からパーティーだな」
 黒鋼スパナは今もクールだった、そのスタイルで言うのだった。
「宝太郎が大学に合格した」
「大学に通いながらアカデミーにも通ってね」
 一ノ瀬はそうしてと話した。 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧