八条学園騒動記
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第八百七話 未熟者呼ばわりその十一
「全くね」
「気付かないでね」
「それで破滅するね」
「どうせそのサイト潰れるし」
まともな利用者が軒並み去ってしまいだ。
「そこでね」
「まだ信じていて」
「そしてね」
「サイトが潰れたら」
「そこで作品なくしてね」
「泣くことになるね」
「そしてそうなっても」
作品が消えてもというのだ。
「わからないね」
「全くね」
「そうなるね」
「そうした馬鹿なら」
まただ、マルティは話した。
「他の奴にもね」
「騙されるね」
「小説サイトでなくても」
「そうなるよ、カルト教団にも騙されて」
そうしてというのだ。
「悪い政治家にもね」
「騙されるね」
「そうなるね」
「そうなって」
「最後まで騙され続ける」
「死ぬまで」
「わからないと駄目だよ」
マルティは絶対にと話した。
「本当にね」
「裏切られたって」
「騙されたって」
「そして自分は馬鹿だった」
「そうだね」
「そのことを自覚して」
そうしてというのだ。
「反省もして」
「間違いは二度としない」
「そうでないとね」
「また同じ間違いを犯すし」
「成長だってね」
「しないね」
「絶対にね」
ベッカも言い切った。
「そうでないとね」
「成長するにもあれだね」
ローリーが言ってきた。
「何かしらのものが必要だね」
「反省したりね」
「自分が間違えたらね」
「そのことを自覚出来ないとね」
「本当に成長しないね」
「そして騙されても」
「そのことを受け入れてね」
そうしてとだ、ローリーはベッカに話した。
「反省して」
「それを受け入れてね」
「二度と繰り返さない」
「そんなのに騙されない」
「そうしないとね」
「成長しないね」
「そうだね、どうしようもない位あからさまな詐欺師に騙されても」
そうなってもというのだ。
「自分は馬鹿だったと自覚する」
「大抵ね」
マルティが言ってきた。
「子供の頃に教わるし見聞きするし」
「そこでわかるね」
「詐欺師のことも」
「そう、そしてね」
教わって知ってというのだ。
「気を付けるから」
「僕達だって言ってるしね」
ローリーは口をへの字にさせて話した。
「あからさまな詐欺師のことは」
「あれだよ、変に不安や憎しみを煽ったり陰謀論言う奴は」
ベッカはそうした詐欺師の具体的な例を話した。
「もうね」
「信じたらいけないね」
「他の人や組織を常に口汚く罵るなら」
そうであるならというのだ。
「ヒトラーと同じでね」
「信じたら駄目だよ」
「あれだよ、品性だよ」
ベッカは言った。
「品性を見てね」
「下品ならね」
「その時点で駄目で」
「それで不安や憎しみを煽るなら」
「余計にだね」
「そいつは詐欺師だよ」
「そして詐欺師は信じない」
そうだとわかればというのだ。
「そうすることだよ」
「全くだね」
「そうでないとね」
「そしてそうしたサイトもね」
「そうだってわかったらさっさと逃げた方がいいね」
「この場合逃げるのは恥じゃないし」
「むしろ賢いことだよ」
マリティもローリーも言った、そのうえでまたそのサイトを見た、見れば登録者数が先程見た時よりも減っていた。
未熟者呼ばわり 完
2025・4・9
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