ハッピークローバー
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第百七十七話 計画その十二
「行われるし」
「そうでしょ、本当に昔はね」
「貧しくて」
「医療もって意味でね」
「お子さんよく死んで」
「そして」
そのうえでというのだ。
「沢山いないといけなかったから」
「子沢山になったのね」
「そうした世の中だったのよ」
「そういうことね」
「だからある程度豊かになったら」
世の中がというのだ。
「そんなに子供さん必要ないし」
「ちゃんと育つし」
「老後もね」
こちらもというのだ。
「本当の年金もあるし」
「子供さんが世話してくれなくても」
「それでちゃんとお年寄りでも暮らしていけるから」
「少子高齢化になるのね」
「そういうことなのよ」
「成程ね」
「だから少子高齢化になるなら」
そうした国ならというのだ。
「それだけね」
「豊かでいい国ね」
「日本もそれでインドも実は徐々にそうなってるから」
「インドもなの」
「いいことよ、ただそれでも子供さんはね」
それはというと。
「必要よ」
「そのことは事実ね」
「だから女好きの人がいても」
「いいのね」
「その人が不倫とかしないで」
それでというのだ。
「お子さん大勢作ってくれるなら」
「いいのね」
「本当に聖闘士のお爺さんみたいな人がいたら」
「少子化も解決ね」
「はっきり言って人間のレベル越えてるけれどね」
留奈に笑ってこうも話した。
「三年で男の子だけで百人なんて」
「女の子入れたら二百人」
「それで三十年としたら二千人」
「四十年五十年だともっとね」
「こうした人って大抵子供の頃からドスケベだから」
インドの娘は根拠なく言ったが好色一代男の主人公も子供の頃からそうしたことにかなり強い興味があって実践も行った。
「仮に十五歳から七十五歳で」
「お年を召しても変わらないから」
「六十年とすると」
「四千人ね」
「こんな人いたらね」
それこそというのだ。
「もうね」
「少子化も解決するわね」
「実在したらね」
「そんな人いたらそうなるかもね」
留奈も否定しなかった。
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