世界の礎
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第二十四話 半島から大陸へその三
「よりだ」
「帝国に従う様になりますか」
「だからだ」
それでというのだ。
「そうする、ここでだ」
「バイキングとコサックを味方に付けますね」
「何としてもな、富ももたらし帝国に入った場合の特典もだ」
「もたらしますね」
「だが従わないならな」
バイキングそれにコサック達がというのだ。
「無理にもだ」
「従わせますか」
「最終手段だがな」
武力を用いて従わせることはというのだ。
「そうする」
「全力でそうしますね」
「空軍、大戦艦もだ」
「用いますか」
「まさに帝国の切り札だが」
大戦艦はというのだ。
「それもだ」
「用いますか」
「必要ならな、前にはな」
「空を飛ばせましたね」
「航空戦力の先頭に立ててな」
そうしてというのだ。
「見せたが」
「その戦力もですね」
「用いてな」
「街や村を攻略する」
「そうしますね」
「空から圧倒的な戦力で攻撃を行えば」
そうすればというのだ。
「確実にだ」
「今の欧州の街や村なら」
「絶対にだ」
それこそというのだ。
「攻め落とせる」
「大戦艦なら」
「だからだ」
「用いますね」
「そうする、そして大戦艦はな」
この兵器自体の話もした。
「私は塔を踏破してだ」
「神霊の方々から授かった知識をですね」
「あらゆるものを入れているからな」
だからだというのだ。
「まさに帝国の宝だ」
「そうでもありますね」
「知識は失われる」
義青はそうなる場合も話した、このこともまた彼が起きた世界で学んだことだ。知識は永遠ではないことをだ。
「それでだ」
「保存するのですね」
「その為にも図書館や博物館はある」
「知識の保存ですか」
「書もな、それを置いてな」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「知識を保存していますね」
「その一環でもある」
「大戦艦は」
「そのこともあって建造したのだ」
「コンピューターがあり」
「私が備えた知識の全てを用いて造らせたな」
それの話もするのだった。
「あれがあるからな、それこそだ」
「はい、確かです」
アーノルドが応えた。
「スーパーコンピューターですね」
「起きた世界でもかなり先のオーバーテクノロジーだが」
それでもというのだ。
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