ウェディングドレスのモデル
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第二章
「私ですか」
「今回のイメージにぴったりなの」
由利香はそのタレント落合詩織楚々として清潔で優しい感じの外見の彼女に話した、その顔は微笑んでいる。
「だからね」
「私がですか」
「お願いするわ」
「イメージ通りなら」
詩織には嬉しい言葉だった、そして。
ショーに撮影が行われた、すると。
「あの、まさにです」
「花嫁よね」
「ウェディングドレス姿の詩織さんは」
「そう、ウェディングドレスはね」
由利香は明子に話した。
「花嫁の着るものだから」
「花嫁の雰囲気の人がですか」
「着るとね」
そうすると、というのだ。
「まさにとなるのよ」
「そうなんですね」
「モデルさんもいいけれど」
それでもというのだ。
「着る服によってはね」
「もっといい人がいるんですね」
「そうなのよ、服は似合う人が着るとね」
「映えますね」
「だからね」
それでというのだ。
「今回は彼女にしてもらったし」
「これからもですね」
「服によってね」
「モデルさんを変えていきますね」
「そうするわ」
笑顔で言ってだった。
由利香はそれからも服によってモデルを選んで変えていった、すると彼女の服は好評で注目された。そして優れたデザイナーと言われたのだった。
ウェディングドレスのモデル 完
2025・6・19
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