ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第千六百三十七話 昔からポーランド
第千六百三十七話 昔からポーランド
ポーランドとリトアニアが一緒だった頃です。ポーランドが麦の収穫の時にリトアニアに対してこんなことを言いました。
「なあリト」
「どうしたの?」
「今考えたんだけれどさ」
こう前置きしてからの言葉です。
「青とかピンクとかさ」
「それって何の色?」
「そういう変な色の麦どうよ」
こんなことを言うのでした。
「売れると思わん?そういうの」
「駄目だよ、そういうのは」
リトアニアはすぐに彼に対して言いました。即刻否定です。
「誰が買うんだよ」
「あれ?興味持ったのが買わん?」
「買わないよ。ポーランドはそんな麦食べたいの?」
「そう言われたらいいわ」
答えはここにありました。
「俺そんな変な麦食わんしーーー」
「そういうことだよ。だからそんな麦は止めようね」
「何かそういうの面白くなくね?」
「そういう問題じゃないから」
こうポーランドに対して言うリトアニアでした。ポーランドは昔からポーランドなのでした。リトアニアはずっとこの彼と一緒にいました。
第千六百三十七話 完
2010・10・5
ページ上へ戻る