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八条学園騒動記

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第八百三話 和歌を詠む位その十一

「学校の勉強もね」
「しないのね」
「お仕事だってね」
 そちらもというのだ。
「そうした馬鹿はね」
「愚直どころか」
「不平不満ばかりで」
 そうであってというのだ。
「それでね」
「まともに働かないで」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「学ばなくて」
「お仕事も」
「学問もね」
「しないのね」
「まともな本だって読まないわ、まともな読み方もね」 
 本のそれもというのだ。
「しないし」
「悪いことばかり備えていくのね」
「そうよ、文学なんて」 
 和歌も文学に入るがというのだ。
「全くね」
「読まないのね」
「読むにしても変な本やサイトで」 
 そうしたものばかりだというのだ。
「しかも読み耽って」
「そればかりになって」
「尚更ね」
「馬鹿になっていくのね」
「そして性格もなのよ」
「それで比例していくのね」
「そう、そして」 
 そうなっていてというのだ。
「人では救えなくなるのよ」
「そこまで酷くなるのね」
「そうなるのよ、実際そんな馬鹿見たのよ」 
 七美は彰子に話した。
「実はね」
「どうしようもない人を」
「本当にカルトな本とかサイトばかり目にしていてね」
 読んでいてというのだ。
「わかった気になっていて」
「それでなのね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「他の人達を馬鹿にしているのよ」
「何もわかっていないとか言って」
「まさにそう言って」
「それでその実は」
「思いきり間違えている」
 そうしたというのだ。
「大馬鹿だったのよ、しかもそこからね」
「間違えたままで」
「同じ様な本やサイト目にするだけで」
「進歩しないの」
「言うなら同じ場所をぐるぐる巡ってるだけで」
 そうした感じでというのだ。
「そこから出ることないの」
「新しい物事に触れないの」
「自分が読んでいる人の言うことを鵜呑みにするだけで」
 ただそれだけでというのだ。 
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