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ヘタリア学園

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第千六百二十八話  支持率暴落

第千六百二十八話  支持率暴落
「な、何故だああーーーーーーーーーっ!!」
「こんな筈ではーーーーーーー!!」
 日本の上司達が絶叫しています。集中砲火を浴びまくっているうえにです。今度は彼等が命よりも大事にしている、お家の人よりもずっと大事にしている支持率が暴落したのです。
「ついこの前まであんなに高かったのに」
「それが今ここまで落ちるか!」
「こんな筈では!」
「自業自得です」
 けれど日本の声は冷静です。
「もう貴方達を支持する人は殆どいませんよ」
「な、何っ、それでは」
「次の選挙では」
「はい、もう二度と上司にならないで下さい」
 お疲れ様、とも言わない日本でした。
「よかったら歴史に国賊として永遠に残してあげますが」
「こ、国賊だと」
「我々が」
「多くの人はそう思っていますから。どちらにしろ貴方達はもう終わりです」
「折角権力者になって美味い汁が吸えていたっていうのに」
「マスコミがグルだったから恐いものなしだったのに」
 何気にとんでもない関係まで暴露しています。
「赤旗振っていればどんなことをしても許されていたんだぞ」
「それが。こんなことになるなんて」
 信なくば立たず、彼等の無様な終わりの時は迫っています。


第千六百二十八話   完


                                   2010・9・30
 
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