ヘタリア学園

第千六百二十三話　　遊ぶのも楽しく　☆
　何はともあれです。イギリスはアメリカにリトアニアのところに案内してもらいました。
「リトアニアーーー、イギリスが君に会いたいってさ」
「あっ、イギリスさん俺に何か」
「ああ、ちょっとな」
「少し待って下さいね」
　見ればです。リトアニアは鯨と遊んでいます。
「この子が離してくれなくて」
「何で鯨が陸にあがってるんだ？」
　イギリスがまず突っ込みを入れたのはそこでした。
「どういう現象だ？」
「あっ」
　話をしている傍から今度はです。リトアニアはＵＦＯに上に運ばれていっています。これまた物凄いことになっています。イギリスの常識の範囲外です。
　それで唖然となっているのですがリトアニアは笑ってリトルグレイに返します。
「いきなりキャトるのは止めてっていつも言ってるじゃない」
「ダッテリトガ鯨トアソンデバカリイルカラ」
　だからだと。リトルグレイは言います。
　そしてアメリカはそれを見て言うのでした。
「リトは本当に人気者だよな」
「おい、何なんだこれは」
　イギリスは顎が外れんばかりになっています。
　何はともあれアメリカのお家で楽しく過ごしているリトアニアです。イギリスの予想はこうした意味では外れてはいると言えました。


第千六百二十三話　　　完


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１０・９・２８