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世界の礎

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第二十話 広大な土地その一

                第二十話  広大な土地
 帝国はシベリアと欧州を見てまずはシベリア、ウラル山脈以東のユーラシア大陸のかなりの部分を占めるそちらに進出することにした。
 それでまずは多くの調査隊を送ったが。
「草原から森に入るとです」
「ツンドラにだな」
「最早です」
 都でだ、マハーカは義青に話した。
「何処までも木々が続き」
「雪にも覆われてだな」
「調査を行うにしても」
「難しいな」
「そうした場所です」
「だから無理はするな」
 義青は言った。
「シベリアの調査はな」
「慎重に進み」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「命を粗末にするな」
「決して」
「今は北極と南極の調査も行っているが」
 この二つの地域もというのだ。
「同じだ」
「慎重にですね」
「そうだ」
 そうせよというのだ。
「過酷な環境だからな」
「それ故に」
「遭難されるとだ」
 そうなると、というのだ。
「命に関わる」
「調査隊全員が」
「そうだ、だからだ」
「無理はしない」
「空からもだ」
「調査することですね」
「空から行えばな」 
 調査をというのだ。
「容易に進められるな」
「はい」
 その通りだとだ、マハーカは答えた。
「極めて」
「既に行っているが」
「これからは」
「さらにだ」
「空からの調査をですね」
「行いな」
 そうもしてというのだ。
「慎重だが的確にだ」
「進めていきますね」
「使えるものは全て使うのだ」
 そうせよというのだ。
「やはりな」
「調査もですね」
「そうしないとだ」
「犠牲が出る」
「無駄にな」
 そうなるというのだ。
「だからだ」
「使える技術は全て使いのですね」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「調査もだ」
「行うのですね」
「戦と同じだ」
 この時と、というのだ。
「現地の調査にもな」
「使える技術は全て使うのですね」
「そうしてだ」
 そのうえでというのだ。
「調査していく、ではいいな」
「空からもですね」
「航空機も飛ばしてな」
「調査しますね」
「航空機も編隊を組む」
 何機かで動くというのだ。 
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