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新オズのブリキの樵

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第十二幕その六

「七人でね」
「頑張ります」
「そうしてね」
「是非共」
「それとだけど」 
 樵はさらに言いました。
「衣装もね」
「そちらもですか」
「歌にダンスにトークに演出に」
「衣装も」
「楽しみにしているよ」
「それでは。ですが」
 ここでレイさんは笑ってこうも言いました。
「実は私結婚していまして」
「そうなんだ」
「娘もいます」 
 そうだというのです。
「犬とインコ、金魚もです」
「一緒になんだ」
「暮らしています」
「レイさんはお母さんでもあるんだね」
「そうなのです」
「じゃああれだね」 
 樵はレイさんのお話をここまで聞いて言いました。
「レイさんはママドルだね」
「お母さんアイドルですね」
「確か昔の日本の言葉でね」
「結婚して家庭を持っていて」
「お子さんもいてね」
「アイドルをしている人ですね」
「そうした人をそう呼んだらしいんだ」
 ママドルと、というのです。
「あちらでね」
「そういえば」
 レイさんはそのお話を聞いて思い出した様に言いました。
「日本もアイドルが有名ですね」
「むしろ外の世界ではかなり凄くて」
 そうしてと言うサキでした。
「グループなんか大人気らしいですね」
「声優さんもアイドルやったり」
 ユウはこの人達もとお話します。
「ゲームでも」
「スクールアイドルってあるんですよね」
 ヒミカはこうした人達の名前を出しました。
「アニメでも」
「兎に角アイドルが定着して」
 ユウはそれでと言います。
「人気があるんですよね」
「それぞれの地域でアイドルがいて」
 トモキはそうした人達もと言いました。
「活動していますね」
「そこまでアイドルが定着しているなんて」 
 アズキは唸る様に言います。
「凄い国ですね」
「というか日本のアイドル文化はまた特別みたいだね」
 かかしが六人のお話を聞いて言いました。
「独自の進化を遂げていて」
「そうみたいね」
 ドロシーも応えて言います。
「あの国のアイドルは」
「男の子達についてもね」
「グループで活動したりして」
「そしてね」
 そうであってというのです。
「グループ内でセンターをね」
「ファンの人達が選挙で選んだり」
「そうしたりしてね」
「何かとよね」
「色々面白いこともしていて」
「本当に独特ね」
「だからね」
 それでというのです。 
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