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ヘタリア学園

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第千六百一話  まだ諦めていない

第千六百一話  まだ諦めていない
 セボルガもワイと駄目とわかったのにです。イギリスとフランスはまだ諦めていませんでした。
「とにかくあいつ以外の生徒会長だ」
「誰かいないのかよ」
 彼等にとっては切実な問題です。とにかく無茶苦茶な生徒会長だからです。タイプこそ違えど殆ど森長可な人だからそれも当然ですが。
「で、募集してもな」
「誰も来ないしな」
 実際次期会長を募集してもです。いないのでした。
「となると何だ?またあいつか?」
「それは困るな。っていうか俺達が死ぬぞ」
 フランスも韓国だけは駄目でした。
「またキムチだらけの飯を食うか?」
「勘弁しろ。俺の口には合わねえんだ、あいつの料理」
 イギリスですらです。韓国の料理は口に合わないのです。
「とにかくあいつだけはな」
「ああ、駄目だからな」
「それで誰か来ないか?」
「知力武力魅力統率力政治力は問わないぞ」
 物凄いハードルではあります。
「生徒会長になったら俺達が全力でバックアップするからな」
「何だったら座ってるだけでもいいからな」
 こうした条件まで付けて募集する二人でした。とにかく誰でもいい、こういった心境にまで達する域になっている今の二人なのでした。


第千六百一話   完


                                       2010・9・17
 
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