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夢幻水滸伝

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第三百九十三話 パンパを目指しその十二

「それでね」
「敵の側面を衝いて」
「攻めるわ、いいわね」
「それでは」
「では派手にやるわよ」 
 ゴヤを見てだ、アレンカールはすぐに自身の軍の数と装備を見せたうえで城壁に短期間だが総攻撃を行った、そのうえでこの街と対岸のレコンキスタに降伏勧告を行った。
 すると二つの街はすぐに降った、彼はそれを見届けるとイザベルに貝殻でゴヤとレコンキスタに入る様に貝殻で言った。
「あたいが留守の間お願いね」
「はい、そうします」
「それでボルビアから来るよ」
「セスペデスちゃんとガブリエラちゃんとですね」
「合流してね、そういう風にね」
「今は戦いますね」
「南下はせえへんでいいわ」
 今はというのだ。
「それよりも合流して」
「軍を集結させることですね」
「占領地を確かに掌握してね」
 それも行ってというのだ。
「出来ればチリを攻めるね」
「ニキータちゃんとアルゲダスちゃんの援護ですか」
「そうよ」
 そうしたことも行うというのだ。
「そうでなくても牽制をね」
「行うのですね」
「そうしてね、そしてね」
「各方面で有利に戦うのですね」
「そうするわ、そしてその有利をね」 
 それをというのだ。
「確かなものにするのよ」
「今は」
「そうするのよ、その為にもね」
「ウルグアイをですね」
「攻めるわ、今回は急行して」
 そうしてというのだ。
「攻めるわ、そやけど補給はね」
「考えることですね」
「そやから拠点を設けるのよ」
「ゴヤ等を」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「ラプラタ川の水運を活用して」
「補給を行うのですね」
「やっぱり水運を使えたらね」
「最大限に活用することですね」
「そうすることよ」
 まさにというのだ。
「それでよ」
「今回は、ですね」
「折角川沿いの港町を掌握したんやから」
「使わない手はないですね」
「そうよ、ほなええわね」
「はい、補給には川も使います」
 イザベルはそれではと答えた。
「移動にもですね」
「そうよ、そうしてね」
「それでは今はですね」
「そちらは任せるわ」
 是非にというのだ。
「そうさせてもらうわ」
「やらせてもらいます」
「ええ、それでウルグアイのことが一段落ついたら」
 それならとだ、アレンカールは話した。
「アマードちゃんとマルタちゃんにはね」
「ウルグアイからですね」
「ブエノスアイレスを狙ってもらうわ」 
 敵の本拠地であるこの街をというのだ。 
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