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八条学園騒動記

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第八百一話 先生が怒る時その二

「ちゃんとした人ばかりよ」
「マウリアではそうなのね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「学校もちゃんといているそうよ」
「いいことね」
「けれど連合じゃね」
 自分達の国ではというのだ。
「ヤクザ屋さんと並んでね」
「碌でもない人が揃うのね」
「そうなのよ」
 これがというのだ。
「変な組合があって」
「そのせいね」
「ええ、碌でもない組合にはね」
「碌でもない人が集まるわね」
「そうなってるからね」
 だからだというのだ。
「本当にね」
「連合ではおかしな先生が多いのね」
「その組合がかなりやばくて」
 そうであってというのだ。
「政治家さん達からもね」
「避けられてるのね」
「政党単位でね」
 それでというのだ。
「集権派からも分権派からもね」
「両方からなのね」
「連合の二大政党からね」
「あの、組合って」
 彰子はそうした組織について話した。
「団体票になるから」
「どの政党も協力して欲しいわね」
「そうよね」
「だからどちらの政党もね」
 集権派も分権派もというのだ、連合では労働組合等はそれぞれの政党を支持していて階級や職業ではなく思想でそれが決められているのだ。
「あまりにもやばい組合だから」
「関わらないのね」
「関わればね」 
 連合の教師の組合とだ。
「冗談抜きでマフィアと関わってるって宣伝する様なもので」
「自分達から」
「それでね」
 そうしたことになるからだというのだ。
「普通の政党は関わらないの」
「普通はなの」
「関わってるのは」
 そうした政治家そして政党はというと。
「極左のカルトよ」
「そうした政党ね」
「極右も酷いけれど」
 連合のそうした政党はというのだ。
「極左のね」
「そうした政党位しか関わってないのね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「そうなってるのよ、ただね」
「ただ?」
「そうした政党って支持者が凄く少ないから」
「極端だとね」
 彰子もそれはと返した。
「やばい人達って思われて」
「支持する人もいないでしょ」
「極右も極左もね」
「極右はもう言ってることが排他的でね」
「差別的でね」
「大抵碌な奴いないし」
「極左も同じよね」
「共産主義みたいなこと言うから」  
 若しくはそのものだったりする、その為連合ではそうした思想そしてそれを唱える政治家や政党は忌避される傾向が強いのだ。 
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