三匹の特別な絆
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第二章
「残念そうです」
「ずっと一緒にいたし」
「それで、ですね」
「それなら」
ホルミはそう聞いて述べた。
「ここはね」
「解決案がありますか」
「ええ」
スタッフに話した。
「リードを二匹のところに移しましょう」
「犬のコーナーに」
「そうしましょう」
「三匹一緒ならですね」
「リードも元気になるわ」
こう話してだった。
実際にリードを二匹のところに戻した、すると。
「ワン」
「ワンワン」
「ニャア」
三匹はいつも一緒にいて楽しく遊び合って寄り添い合って寝た、ホルミはその状況を見て笑顔で話した。
「三匹の絆は強いから」
「それで、ですね」
「いつも一緒なら」
それならというのだ。
「いいのよ」
「そうですね」
「だから里親も」
彼等もというのだ。
「三匹一緒にね」
「家族に迎えてもらいますね」
「その条件で募集しましょう」
「それでは」
スタッフも頷いた、そしてだった。
三匹は実際にその条件で募集され実際に心ある一家に揃って家族に迎えられた、ホルミはその一家から彼等の家で幸せに過ごしている三匹の動画を見て笑顔になったのだった。
三匹の特別な絆 完
2025・5・16
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