女性もなる
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第二章
「女性もだよ」
「なってしまうこともありますか」
「非常に珍しいがね」
そうしたものだがというのだ。
「実際にこうしてだよ」
「起こるんですね」
「うん、ただ今は治療法が確立されていて」
柊木はそうしてと話した。
「お薬もあるよ」
「だから完治しますね」
「時間はかかるし患者さんもかなり苦労するけれど」
それでもというのだ。
「完治するよ」
「医学の進歩の結果ですね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「そうなるから」
「この患者さんもですね」
「すぐに治療にかかるよ」
「わかりました」
安田は柊木の言葉に頷いた、そしてだった。
その女性患者は投薬による治療が開始された、その結果無事に完治した。だが安田はそれからも思うのだった。
「まさかでした」
「遺伝でなく女性もなる」
「そんなこともあるんですね」
「だからビクトリア女王の遺伝はね」
「有名だからですね」
「それしかないとね」
発症する事例はというのだ。
「思われるけれど」
「そうとは限らないですね」
「そうだよ、他の病気でもあるね」
「はい、色々な発祥の事例が」
「一つの有名な話で発症を一つと思うとね」
「間違えますね」
「そうなりかねないからね」
だからだというのだ。
「気を付けていこう」
「はい、そうします」
「私もそうするよ、正直驚いたから」
今回の事例はというのだ。
「私自身ね」
「だからですね」
「自分にも言うよ、様々な発祥の事例がある」
「一つでなくて」
「覚えておこう」
「はい、絶対に」
安田は強い声で答えた、そして一つの病気でも様々な発症の事例があると考えてあたる様になった。その分彼と柊木は多くの人を助けられる様になった。
女性もなる 完
2025・5・16
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