世界の礎
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第十五話 大金をかけその一
第十五話 大金をかけ
アフリカを完全に掌握してだった、義青はその統治を進めながら都において帝国の主な者達に話した。
「浮島それに地下世界に進出する」
「欧州よりもですか」
「この世界で残るは欧州だけだな」
「そうなりましたが」
「だが地下世界も広く人が多くな」
カニに話した。
「資源も多いからな」
「欧州よりもですか」
「そうだ」
今はというのだ。
「浮島とな」
「地下世界にですね」
「進出してな」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「統治をされますか」
「そうする、それでだが」
義青はさらに言った。
「これより空を飛ぶ船を出す」
「空をですか」
「これまで気球や飛行船、航空機を出したが」
「さらにですか」
「空を飛ぶな」
そうしたというのだ。
「船も生み出す」
「そうした船をですか」
「今度は鉄に魔術で浮遊する力を備えさせる」
「舞空の術ですか」
「あれを製鉄の時点でかけてな」
鉄にというのだ。
「そしてだ」
「浮く様にしますか」
「操艦の際に念じればな」
そうすればというのだ。
「そうなる様にだ」
「されますか」
「そうなればな」
「浮島にも容易に進出出来」
「これまで以上にな」
「地下世界にもですね」
「地下世界を出入りする穴はわかっている」
既にというのだ。
「北極点、ネパールにブータンにだ」
「他にもありましたね」
「南極点だ」
そちらもというのだ。
「そうした場所からな」
「空船を用いて」
「進出するのだ」
「これからは」
「そしてだ」
義青はさらに話した。
「その空船をまず一隻建造する」
「試験艦ですね」
劉神が言ってきた。
「あの艦を建造しますか」
「そうする、そこにだ」
義青は劉神にさらに話した。
「まさに帝国の今の技術の粋をだ」
「集めて建造しますか」
「私もだ」
義青自身もというのだ。
「知識を全てだ」
「出されますか」
「そうする」
まさにというのだ。
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「そうだ」
「建造されて」
「そうしてな」
義青はさらに話した。
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