仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第十二話 ワームと運動会と体操服その六
「とりあえずうちはそれだけです」
「そうなのか」
「はい、それにしても高いですね」
見れば美波は神代を見上げていた。そこまで高いのだ。
「そういえば仮面ライダーの人って皆さん」
「背がありますよね」
美波よりまだ小さい瑞希から見れば余計にだった。
「皆さんそうなんですか?仮面ライダーの方々は」
「おおむねそうか」
「背が高いんですね」
「まあ戦うことを考えるとな」
雄二も己の手に右手を当てて考える顔で述べる。
「体格に恵まれた方がいいからな」
「そもそも何で仮面ライダーになったのか」
秀吉は神代にこのことも尋ねた。
「よかったら教えてくれませんか」
「ゼクターに選ばれたのだ」
「ああ、あの蠍の」
「そうだ。俺達はそれで仮面ライダーになった」
こう秀吉の問いに答える。
「他にもベルトのシステムでなったりする者もいるがな」
「ライダーになるのはそれぞれなんですね」
「それは本当に色々だ」
明久にも答える。
「ただしだ。仮面ライダーであるからにはだ」
「それじゃあなんですね」
「人として戦う。それだけだ」
こんな話をするのだった。そのうえで運動会に入る。運動会はライダーに侍達も加えただ。かなり派手なものになっていた。
矢車もだ。E組でこんなことを言う。
「さて、それでは次もだな」
「はい、四百メートル障害物です」
「それも出られるんですよね」
「出させてもらう」
クラスメイト達の言葉に応えながらだ。矢車は準備体操をしている。服は緑のジャージだ。
その格好で屈伸をしつつだ。彼は言うのだった。
「さて、相棒も頑張ったな」
「ああ兄貴、トップだったぜ」
その影山も戻ってきた。彼は灰色がかった緑のジャージだ。
「二百メートル走はな」
「よくやった。では次は俺だ」
「頼んだぜ、兄貴」
「それではです」
又兵衛もE組だ。彼女も文月学園の体操服姿で言う。
「私の次の出番は暫く先ですし」
「あれ、又兵衛さんは一体何を」
「何をされるんですか?」
「絵を描いてみようかと」
こうクラスメイト達に言うのだった。
「時間がありますので」
「あれっ、後藤さんって絵も描けるんですか」
「運動や勉強だけじゃないんですか」
「はい。嗜む程度ですが」
それでもできると言う。しかしだ。
矢車がだ。E組の面々に真剣な顔で述べた。
「止めた方がいい」
「えっ、後藤さんの絵をですか」
「描いてもらったら駄目なんですか?」
「君達は後悔することになる」
だからだというのだ。
「いいか。止めておくことだ」
「俺もそう思うからな」
影山は焦った感じでクラスメイト達を止める。
「本人に悪気はないんだ。けれどな」
「人間見てはいけないものがある」
「だから止めておくんだ」
「くれぐれもな」
「ええと、そうはいいますけれど」
「又兵衛さん何か描いてますよ、もう」
「何か凄い勢いでスケッチブックに」
「何なんだろう」
Eクラスの面々の話を聞いてだ。矢車も影山も。
そそくさとだ。顔を隠しながら彼等に告げた。
「見てはいけない」
「本当だからな!」
「矢車さんがこんなに怯えるなんて」
「影山さんまで」
「カメンライダー二人をこんなに怯えさせるって」
「一体何だっていうの?」
彼等は首を捻るばかりだった。訳がわからずだ。しかしここで又兵衛が出してきたスケッチブックの中のその絵を見てだ。
まずは大爆発を起こしてだ。そのうえでだった。
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