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ライブジャスティスシリーズ

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勝利する悪の組織

自らの最後を悟り、翼に介錯を願うことで翼を護国の名にふさわしいかを見定める。だがその手にのしかかる責任、翼は一呼吸置き、自らの信念とその胸の内を語った。

翼「それでも、私は人として剣を持つ



人ならざる悪として、世界に裁かれろ」

翼は鬼ではなく、人であることを自ら望んだ。それを聞いた訃堂の元に刀を置く。

訃堂「その道は…………いずれ身を滅ぼすぞ、人は弱者、修羅は強者。決して逃れられぬ」
翼「逃げるつもりはない、その滅びを受け入れ、私は戦う」


???「あ~あ、拍子抜けだなァ…………」  

ピコン!! フルチャージ!!

ドッ!!

グルシャアアア!!

全員「!!!!!!!!」

謎の光弾が突如として放たれた、その瞬間……

目の前で訃堂の首がちぎれ、血飛沫を上げながら地面に首が転がる。

翼「おじいさまああああああああ!!」

セブン「一体誰が!!」


すると…………

???「さっきのは俺様だ」

全員が上を見上げると橋の鉄骨に気怠げに座りながら飛び降りる。

その姿は…………

セブン「仮面ライダー…………」
バーナビー「何者だ?」

???「ああ、そうだ。俺は仮面ライダー、だが他のヤツらとは違う」

ガシュウウウウウ!!」

変身ベルトを外すと同時にヤツは正体と名を名乗る。

ネガタロス「勝利する悪の組織の仮面ライダー、ネガタロス軍団首魁、ネガ電王のネガタロスだ。この次元を俺たち怪人どもの占領国とするため、未来からやってきた」

テイルブルー「ネガタロス…………怪人の仮面ライダー…………」
エンブレム「ようやく黒幕のお出ましって訳ね」
キッド「あいつが一連の事件の」

するとマックスとメビウスが武装を展開し…………

マックス「俺はやれるぞ、どうする?」
メビウス「容赦はしない、よくも訃堂さんを…………」

ネガタロス「どのみち償いって言っても非人道的な研究サンプルだろ?易々くれてやると思ったか?」
翼「貴様ああああああああああ!!!!」

翼が刀を手に切り伏せようとしたが…………

ネガ電王「そう言う怒りに任せて剣を振るうような単細胞には武器を向ける価値もねえよ」

ゴオオオオオオ!!

バーナビー「あれは!!!!」
セブン「あのときの幽霊列車!!」
ネガタロス「ネガデンライナー、俺たちの要塞にしてあいつを地獄に送る時の列車だ 俺の相手はお前らじゃねえ、俺がぶっ倒すのは五河士道ただ1人だ。俺を倒したきゃあ、士道を連れてこい。てめえの首を土産にする。そう伝えておけ。じゃあな」

ゴーーーー!!

ネガデンライナーと共に空へと消える。その様を見上げる翼は刀を落とし、拳を握りしめた。

翼「ネガタロス…………士道はお前が手に負えるヤツじゃない。覚えておけ…………」

無念を噛み締めながら、1人バイクに乗って去って行く。

メビウス「あの…………」
セブン「今はそっとしておけ、それよりも訃堂の遺骸を運ぶとするぞ」
テイルブルー「連絡はすでに入れておいた、すぐに来るわ」


その頃

隣界

士「やれやれだな、まさかアーマードダークネスを倒すとは。ウェルもとんでもない敵と保険を残したもんだ」
大樹「おかげでこっちは逃亡寸前まで足止めしてたからね。もうあんなのはごめんだ」

コーヒーを嗜みつつライダーチケットを並べていく。

良太郎「このライダーチケットが僕たちの切り札になる」
幸太郎「だが、澪はまだシステムを完成には至っていない」
侑斗「モモタロスたちを信じるしかないだろう?」
ワタル「そうです、何が何でも彼らはやり遂げますよ、きっと」
キバット三世「そのためにも俺たちがいるんだ」
音也「ナイーブな話だなあ、現に事は起きてるって言うのに」
キバット二世「ネガタロス軍団がいつ何をするか、予測はできそうか?」
啓介「俺の力でもこれは難題だ、予知能力とて時の運行が絡めばどの次元においてもそれは無数に分岐する」


澪の部屋「ふう、なんとかシステムは完成した。後はそのための鍵だけど、モモタロスたちはうまくやってくれてるのかしら?」

目の前に置かれた電王ベルト、そしてその中央に嵌められたバックルはサンダルフォンに酷似している。

その時

ガン!!

モモ「悪ィ、遅くなった!!」
ウラ「なんとか見つけてきたよ!!」
キン「早うしてくれ!!モノがモノだからすぐに消えてまう!!」
リュウ「それよりご褒美は~」
ジーク「一刻を争うのにご褒美とは!!」
デネブ「とりあえずすぐにカプセルから出そう!!」
テディ「よし、開けるぞ!!」

緑のカプセルからとリ出されたのは黒いライダーパス、だがすぐに消えそうな状態だった。

澪「すぐに行うわ、行くわよ」

サンダルフォン!!

すると澪はドーパントタイプのサンダルフォンメモリを取り出し、ライダーパスに刺した。

するとライダーパスは紫に変わり、電王ベルトが起動する。

モモ「こいつが、新しい力か」
澪「そう、士道が十香を取り戻すための力。

シードベルトよ」

そして…………

澪「準備は整った、覚悟は良い?」

目の前に集まった仮面ライダーたち、

彼らの名は、クロノス機関。

 
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