星河の覇皇
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第八十八部第三章 最後の防衛ラインその三十五
「その様にする」
「宜しくお願いします」
「そしてエウロパ軍もな」
「潜水艦を持つ」
「そうなる様にすべきだ」
絶対にというのだ。
「優れた兵器は全てだ」
「手に入れるべきですね」
「そして正しく運用されるべきだ」
「だからこそですね」
「潜水艦の有効性は見てわかる」
「オムダーマン軍を見ても」
「二度の世界大戦でもだな」
「以後世界各国が所有し」
「使用してきたな」
「海軍の主力の一つともなりました」
「それで答えは出ている」
既にというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「我がエウロパ軍もな」
「潜水艦を持ち」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「運用すべきだ、また連合軍もな」
「彼等もですか」
「すぐにでもだ」
「使用する様になりますか」
「連合はよいものを取り入れることには貪欲だ」
そうした国だというのだ。
「それは兵器も然りでな」
「それで、ですね」
「当然の様にだ」
彼等もというのだ。
「潜水艦を開発し」
「そして製造し」
「そのうえでな」
さらにというのだ。
「その潜水艦はオムダーマン軍のものよりもだ」
「優秀ですね」
「連合軍の技術で製造、開発されているのだ」
それならばというのだ。
「それもだ」
「当然ですか」
「そう考えていい」
こう話したのだった。
「彼等についてはな」
「優秀な潜水艦をですね」
「多くな」
数もというのだ。
「配備してくる」
「そうなりますか」
「これも脅威になる」
エウロパ軍にとってというのだ。
「だからだ」
「警戒すべきですね」
「その警戒する為にもな」
「潜水艦はですね」
「我々も持つべきだ」
エウロパ軍もというのだ。
「持っていればだ」
「対策も立てられますね」
「フェシングのサーベルを抑える為にはだ」
「サーベルを知ることですね」
「それ故にな」
「我々もですね」
「潜水艦を持ちな」
そしてというのだ。
「その潜水艦を運用し」
「また対策を立てるべきですね」
「ましてや連合だ」
圧倒的な技術力を持っているこの国がというのだ。
「数だけでなくな」
「技術力もですね」
「備えているからな」
それ故にというのだ。
「我々が潜水艦を開発してもだ」
「それでもですね」
「我々以上のそれも遥かにな」
「性能の高い潜水艦を配備してきますね」
「エウロパ戦役では数にも悩まされたが」
連合軍のというのだ。
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