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おぢばにおかえり

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第八十四話 日常を過ごせるのもその三十七

「新一君の」
「その辺りは」
「差別が嫌いなことはいいことですよね」
「自分がしないで」
 そしてです。
「反対することはね」
「あと犯罪にもですね」
「厳しいことはいいことだけれど」
 こうしたこと自体はです。
「むしろ罪よりもでしょ」
「人を憎みますね」
「それは駄目だから」
「差別する奴には何をしてもいいっていうのは」
「それって一緒でしょ」
 結局のところはです。
「差別する人達と」
「やられたらやり返せで」
「徹底的にやるのよね」
「僕ですと」
「そういうのがね」  
 どうにもです。
「新一君の欠点ね」
「そこをどうしていくかですね」
「いいところはかなりあるから」
 困ったところはあってもです。
「長所は伸ばして」
「欠点はなくしていくことですね」
「そうしていかないとね」
 今回も思いました。
「私もだけれど」
「先輩もですか」
「私も欠点あるから」
 自覚しています。
「短気だから」
「別にそうは思わないですが」
「これでもね」
 自分で思うにです。
「短気よ」
「すぐにりっぷくしますか」
「そうなのよ」
「先輩がそうだった聞いたことないですし」
 新一君はこう言いました。
「僕が見ても」
「短気じゃないの」
「凄く優しくて」
 そしてというのです。
「気が長いですよ」
「そうかしら」
「僕にも怒鳴らないですしね」
「怒鳴るのはよくないでしょ」
「親戚いつも怒鳴る人何人もいますし周りにも」
「だから新一君の周りはね」
 つくづくです。
 
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