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新ヘタリア学園

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第四千三十一話  潜伏先になることも

第四千三十一話  潜伏先になることも
 奈良県の南部に行くと本当に山ばかりです、奈良は連合国の面々を吉野に案内してそのうえでお話しました。
「吉野が南部の入り口でして」
「ここから先は鉄道も通っていないですね」
「車道も極端に減ります」
 フランス妹に答えました。
「このことは広島も一緒ですけど」
「山の方は人が少ないですね」
「はっきり言って過疎です」
 本当にはっきり言う奈良でした。
「ここから先は」
「ここで入口なのが凄いな」 
 アメリカも唸ります。
「僕達からしてみると面積は狭いがな」
「山が険しいある」
 中国が見てもです。
「雲南とかにも負けてないある」
「ここに潜伏されたらわからねえな」
 イギリスは確信しました。
「何処にいるかな」
「そりゃ義経さんも入ってな」
 フランスは義経千本桜を思い出しました。
「後醍醐さんもな」
「ほんまそうした場所です」
 奈良はその通りと答えました、吉野はそうした場所だと。


第四千三十一話   完


                 2025・3・29
 
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