おぢばにおかえり
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第八十四話 日常を過ごせるのもその二十八
「全否定で幸せも望まないでしょ」
「はい、何があっても褒めなくて」
「声もかけないわよね」
「露骨に嫌ってるのがわかるって言われます」
「私が見てもそうだしね、それで好きな人だと」
新一君の場合はです。
「にこにことして全肯定で幸せも」
「お願いします」
「そうした癖性分も神様は見ておられるから」
だからです。
「新一君にこそね」
「癖性分は出ますか」
「人を呪わば穴二つじゃないけれど」
「嫌い過ぎるのは駄目ですね」
「新一君は行動にも出るし」
あることないこと言い回るからです。
「しないことよ」
「自分の為にも」
「そう、新一君一度怪我したんでしょ」
「右足ですね」
「骨折したことも」
このことをお話しました。
「やっぱりね」
「親神様が何か見せてくれたんですね」
「そうだと思うわ」
「あの時身体の何処か悪いと困るってわかりました」
「そうでしょ」
「ギプス取れるまで一ヶ月かかりましたけれど」
その期間のお話もしてきました。
「そこから松葉杖いらなくなるまでもう一ヶ月で」
「合せて二ヶ月ね」
「大変でした」
「それで身体の何処か悪いと大変なのがわかったわね」
「よく。あと今お話した大叔父さんを見て」
「殴ってやろうかって言われた人ね」
「余計に感じました、今リハビリもして」
その人のお話もしてくれました。
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