金木犀の許嫁
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第五十六話 真昼の許嫁その十三
「夜空ちゃん最近前より歩いてるわね」
「そうかしら」
「ええ、スポーツはしなくても」
「よく歩くといいのよね」
「一日一万歩歩いたら」
そこまで歩けばといいのだ。
「身体にいいっていうしね」
「そう言うわね」
「だから毎日それだけ歩いていたら」
「スポーツしなくてもいいのね」
「そうよ、私はテニスしてるけれど」
「テニスって凄い身体動かすのよね」
「いつも身体を左右に素早く動かしてね」
そうしてというのだ。
「ラケットも振るし」
「激しいスポーツよね」
「だからね」
「いい運動になるわね」
「そうよ、けれどよく歩いてもね」
夜空の様にというのだ。
「いいのよ」
「そうしてもいいのね」
「運動の仕方はそれぞれよ」
「これじゃないと駄目っていうのないのね」
「だからスポーツしなくても」
それでもというのだ。
「よく歩いたらね」
「それでいいのね」
「自転車に乗ってもいいし」
そちらもというのだ。
「本当にね」
「そこはそれぞれね」
「本当によく歩くと」
そうすればというのだ。
「いいからね」
「じゃあこれからも歩いていくわね」
「そうしてね、昔の人は良く歩いて」
「健康だったのよね」
「そうだったしね」
「私スポーツは好きじゃないけれど」
夜空自身そのことを認めた。
「歩くのは嫌いじゃないから」
「じゃあどんどん歩いてね」
「そうするわね」
「そしてね」
歩いてというのだ。
「健康なままでいてね」
「運動も大事よね」
「そう、だからね」
その為にというのだ。
「これからもよくね」
「歩くことね」
「それだけで全く違うから」
「そうしていくわね、歩かないとね」
夜空も確かにと頷いた。
「駄目よね」
「運動の為にもね」
「家事も結構身体動かすし」
「そこに歩きもしたらね」
「尚更よね」
「そう、多少太ってもいいけれど」
「極端に太るとね」
「よくないしね」
妹に肥満の話もした。
「本当にある程度ならね」
「太ってもいいわね」
「けれど流石にお腹の脂肪が膝まで垂れる様な」
「アメリカとかにいるみたいな」
「あそこまで太るとね」
そうなると、というのだ。
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