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だからってなんだよー 私は負けない

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1-7

 私は、本当のことをお母さんに聞く勇気も無くて、独りで考え込んでいた。

 だけど、ある日 夜になって、私が寝たのを確かめて、独り出掛けて行くのがわかったのだ。私は、決心して・・・寝たふりをしていたのだ。お母さんは、何かおかずを持って出ていったようだったので、先に食べるのかもと少し間を空けて、私は後を追った。おそらく、庄爺のとこに決まっている。私はダッフルコートのフードも被りながら、暗闇に紛れるようにして出て行った。

 最初は台所の窓の下。もう、電気も薄暗くなっていて、居間に移ったのかなーと、縁側のほうに移動した。木の雨戸が閉まっていて、明かりが漏れて見えるものの中までは見えなかった。奥のほうの座敷に、私が耳を寄せて澄ませていると・・・しわがれ声で

「紗栄子のオッパイは張りがあって形が良いのぉー 吸っていても乳首もプルプルしとる」

「あっ あぁー ん」 お母さんの声かなぁー

「ふふっ 色っぽい声で啼きおってー ここも濡れてきておるなー ワシの顔に跨ってきて 紗栄子のいやらしい お××こを×せなさい その可愛い口はワシの×××を××むんだぞ」とぎれとぎれでしか聞こえないけど、私にも それが男と女の秘め事なのだとわかった。

「おー もう このいやらしいパンティのここをぐしょ×××に濡らしおってー ワシが脱がせてやるからな お××こを もっと 見せなさい」・・・・「ふふっ ここの毛をきれいに縦に一筋にしてやったから よく 見えるわい 中から蜜が溢れるようだぞ」

「あぁーぁ 恥ずかしいー もぉー・・・おねがい・・・指を・・・旦那様ぁー 指を い×て 奥×× うぅーん いぃーのよー」

「ふふっ もっと ほ××のかー 紗栄子も もっと 口を上下にう××すんだ」

「うぅー だからー 旦那様も もっとぉー 奥にぃーーー い××てぇー う~ン い××わぁー すてきぃ~ 私 もぉーぅ」

「ほほっ こんな色っぽい物を着てのー ワシを喜ばして いゃらしいのー ほらっ もっと 腰を振ってもいいんだぞー 気持ちいいんだろう? ワシもいいぞー 紗栄子も お前はいい女だ ワシだけのものじゃー 可愛いのぉー」

 私は、耳を覆いたかった。確かに、お母さんの声だ。それも、あんな甘えるように声でせがんでいる。うそでしょう・・・信じられない! とぎれとぎれしか聞こえなかったけど、確かに・・・男と女の・・・

 私は、そんなにちゃんと知っているわけではないけれど、おぼろげには男と女の人がどんなことをするのかはわかっていた。だけど、お母さんが、あんなおじいちゃんと・・・してるの ???  お母さんは、まだ 若いんだけど‥‥なによー あのエロ爺が・・・

私は、家に帰って、頭から布団を被って「うそ! うそ! お母さん あんなの 不潔よ お父さんでも何でもない人とあんなするなんてー だけど、お母さんはお父さんのことも 若い女の子に手を出して、私達を置いて出て行ったのよ ろくでもない男よー と、悪く言っていた。だから お母さんも・・・でも そんなの嫌よぉー いつから あんなことしてるのぉー」と、繰り返し考えながら・・・私 初めて、自分のあそこを自然と押さえながら寝てしまったのだろう。

 お味噌汁の匂いで目が覚めて、起きて行くと、お母さんは昨日の夜のことは何でもなかったかのようにしていて、スリムジーンにフィットしている後ろ姿を見ていると、確かに、だらんとしたお尻では無いのでスタイルが良いというのかも知れない。

「すぐり おはよう 昨日 寒かったの? 布団に頭まで潜り込んで寝ていたからー」

「ううん そんなこと無かったけど 嫌な夢見たからかなぁー」そうだ、昨日のことは夢の中だけと思いたかった。

「まぁ 学校で 嫌なことでもあったの?」

「そんなことは 無いんだけど・・・」

 だけど、そのことがあってからは、私はお母さんのことを違った眼で見るようになっていたのだ。
 
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