夢幻水滸伝
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第三百八十二話 イザベルの戦その四
「それで、です」
「相談を受けますか」
「何でも」
「そうなんですね、それであたしもです」
「相談を受けるとですね」
「それならとなります」
こう答えた。
「是非にと」
「それで解決されますね」
「家出した猫を見付けたり」
院長に笑って話した。
「あと野良犬の保護も」
「保護した犬達に飼い主を見付けたりもされていますね」
「はい、そのことも相談を受けまして」
「そうですね、そして何でも解決してくれるので」
相談を受けたことをというのだ。
「尚更です」
「頼りにされ信頼されていますね」
「そうです」
その通りだというのだ。
「イザベル様を」
「そうなんですね」
「よくぞです」
院長はチーズを食べてから言った。
「この街そしてこの修道院にです」
「来たとですか」
「神に感謝しています」
そうだというのだ。
「まことに」
「そうですか」
「是非です」
院長は強い声で言った。
「これからも世の為人の為にです」
「頑張ればええですね」
「はい」
まさにというのだ。
「宜しくお願いします」
「そう言って頂けるなら」
「はい、それでですが」
院長はさらに言った。
「午後は」
「畑仕事です」
イザベルは笑顔で答えた。
「この修道院の」
「今は相談されたことは」
「全部解決しまして」
そうしてというのだ。
「新しい相談も受けてへんので」
「だからですね」
「はい」
そうした状況だからだというのだ。
「畑仕事をさせてもらいます」
「そうなのですね」
「畑仕事もええですね」
院長に笑って話した。
「いつも思います」
「そう言っていただけますか」
「祈りかつ働けと」
その様にというのだ。
「言われていますし」
「修道院の教えですね」
「はい、そして」
イザベルはさらに話した。
「それをやらせてもらいます」
「相談ごとがなければ」
「これからも」
「そうされますか」
「ほな頑張って」
そうしてというのだ。
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