博士の挑戦状
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第二百二十六話
第二百二十六話 テープのゲーム
小田切君はテープのゲーム、どっきりサブマリンという潜水艦で魚を網を動かして獲るゲームをしていた。
そのうえでだ、博士に言った。
「やっぱり一画面のゲームですが」
「面白いな」
「ファミコン初期のゲームみたいにです」
「技術もまだまだじゃな」
「もうですよ」
博士にそれこそという口調で話した。
「子供が片手間で作った」
「そんなゲームじゃな」
「はい」
まさにというのだ。
「今から見ますと」
「画面は一画面でな」
「出て来るキャラもです」
「簡単なドットでな」
「もうこんなのはです」
それこそというのだ。
「子供が片手間で」
「今は作られるな」
「そんなのですね」
「しかしな」
それでもというのだ。
「面白いのはな」
「当時はこうしたレベルで」
「それでその中でな」
「必死に作っていますから」
「面白いのじゃ、他にも色々なゲームがあるが」
エムエスエックスはというのだ。
「やってみるとな」
「面白いですね」
「そしてな」
博士はさらに言った。
「エムエスエックスの雑誌もな」
「あったんですね」
「かつてはな」
「そうだったんですね」
「ファミリーコンピューターの雑誌とな」
一大ジャンルを築いたこの雑誌達と、というのだ。
「ピーシーエンジンの雑誌達もあってな」
「エムエスエックスの雑誌もですね」
「あったのじゃ」
「ゲーム雑誌も色々だったんですね」
「パソコンゲーム全体のものもあったぞ」
「全体のものもですか」
「うむ、アーケードゲームの雑誌もあった」
こちらもというのだ。
「何かと豊かであった」
「ゲーム雑誌も」
「そこにあったものもな」
どっきりサブマリンを楽しむ小田切君に話した、やがて小田切君はコナミのゲームを多く見付けそれ等に入っていった。
第二百二十六話 完
2024・1・5
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