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世界の礎

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第七話 三つ目の大河その六

「戦力と言ったがな」
「そうして用いますね」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「育てもする」
「戦力としてですね」
「獣やモンスターも育つからな」
 育てればというのだ。
「それも際限なくだ」
「レベルが上がりますね」
 それとともにステータスや特技が上昇するのは言うまでもない、成長するのは人だけではないのだ。
「だからですね」
「育てていくぞ」
「そして強い戦力にしますね」
「そうする、いいな」
「それでは」
 キトはそれならと応えた。
「そうしていきましょう」
「それではな」
「陸も空もそうであり」
「そうだ、飛兵もな」
「増やしますね」
「これまで然程力を入れていなかったが」
 飛兵にはというのだ。
「飛べる種族の者以外にもだ」
「飛兵を増やしますか」
 軍事大臣のイシュが応えた。
「そうしますか」
「これからはな、まだこの世界ではペガサスやドラゴンに乗る兵はいないが」
「まさか」
「そのまさかだ」
 イシュに強い声で答えた。
「気付けば他の国にもいないが」
「ここは、ですか」
「我等がだ」
 まずはというのだ。
「飛兵を増やす中でな」
「ペガサスやドラゴンに乗った兵をもうけるのですね」
「そして戦力にする」
 そうするというのだ。
「今度はな」
「そうして戦場に投入しますか」
「また空を飛べる術を使う者達も飛兵にし」
 彼等もというのだ。
「やはりだ」
「戦力としますか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「空の浮島にもだ」
「進出しますか」
「浮島にも多くの資源と人がいる」
「それで、ですね」
「進出してな」
「領土としますか」
「これからはな」 
 こうイシュに話した。
「いいな」
「わかりました、では」
「インドに進出しながらな」
 そのうえでというのだ。
「飛兵も増やし」
「浮島にも進出しますね」
「そうする」
 こう言ってペガサスに乗った兵、ペガサスナイトやドラゴンに乗った兵、ドラゴンナイトも育成していった。そのうえで。 
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