るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第五話 海にグラウンドにその八
「女の子には言い寄らないしね」
「ですから安心出来ます」
「男だからって吹き飛ばさないね」
「そうです」
「これがダーリンならっちゃ」
ラムが言ってきた。
「今もっちゃ」
「吹き飛ばすね」
「抱き付いたらっちゃ」
「やっぱりそうなるね」
「けれどダーリン今は野球のことで頭が一杯だからっちゃ」
そうなっているからだというのだ。
「誰にも抱き付いたり言い寄ったりしないっちゃ」
「そうするとまずい気配の娘ばかりだしな」
そのあたるの言葉だ。
「俺も人は選ぶ」
「そういえばそうっちゃね」
「基本相手がいる人には近寄らないのよね」
しのぶはあたるのそのことをわかっていた。
「あたる君って」
「私には言い寄るがな」
さくらは腕を組んで述べた。
「しかしな」
「相手の人がいるとですよね」
「不思議と距離を置くな」
「そうですよね」
「俺は奪う趣味はない」
あたるは強い声で言った。
「遊びたいだけだ」
「そういうことね」
「お主はそうした考えだな」
「そうだ、誰でもという訳ではない」
「あと子供にも言い寄らないよな」
七宝はこのことを見ていた。
「この海にも子供いるけれどな」
「子供は子供だ」
あたるは七宝にも答えた。
「だからだ」
「言い寄らないんだな」
「そうだ」
そうしているというのだ。
「俺はな」
「本当に誰彼なしじゃないんだな」
「前にしゅがあ、ぺっぱあ、じんじゃあっていう中学生のうち等の次のスケ番グループがダーリンに絡んだみたいだっちゃ」
ラムは七宝に彼女達のことも話した。
「けれどっちゃ」
「相手にしなかったか」
「全く目に入らなかったっちゃ」
「そんな連中いたのか」
あたるも言われて気付いた。
「そうだったのか」
「そうみたいっちゃ」
「だから俺は子供はだ」
「範囲に入っていないっちゃね」
「そうだしな」
「女好きでも境界があるのね」
魂子はあたるのそのことがわかった。
「そうなのね」
「そうなりますね」
しのぶは魂子のその指摘に頷いた。
「言われてみますと」
「やっぱりそうよね」
「あたる君って無節操極まりないですが」
それでもというのだ。
「抱き付く相手も見ていますね」
「私達には抱き付かないしね」
「子供やお婆さんにはです」
「範囲があるのね」
「言われてみればそうですね」
確かにというのだ。
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