るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第四話 団欒その九
「私達から見てもね」
「叔父様はかなり」
「誰が見てもそうだろ」
乱馬は父に追い打ちをかけた。
「糞親父だろ」
「何かこの面子父親に問題ないか?」
テンが見てもだった。
「どうもな」
「そうみたいね」
かごめも否定しなかった。
「見たらね」
「そやな」
「不思議とね」
「俺のお父ちゃんは身体弱いけどな」
テンは自分の父親のことも話した。
「まともやしな」
「まともな父親は宝だ」
面堂は真顔で言った。
「君はその宝を大事にすることだ」
「お前もやったな、そういえば」
「そうだ、もっと言うと妹もだ」
彼女もというのだ。
「今はいないがな」
「そう言うと来るかもな」
「もうすぐ来る予定だ」
面堂は暗い顔で述べた。
「了子もな」
「何っ、了子ちゃんが来るのか」
飛麿はそう聞いて驚いた。
「それは大変だぞ」
「そうだ、トンちゃんも注意しろ」
「わかった、終ちゃん」
「了子は恐ろしい女だ」
面堂は真顔で言った。
「兵器で恐ろしいことをする」
「そうだな」
「兄である僕には特にな」
「そんな、酷い」
ここでだ、その了子が出て来て言ってきた、しかも了子も阪神タイガースの服を帽子やスパイクまで身に着けている。
「私はお兄さまをお慕いしているのに」
「ほお、ではその手にあるのは何だ」
面堂は妹を見据えて言い返した。
「木の杭と槌は」
「お兄さまの胸に打つ為に」
「誰がさせるものか」
面堂は日本刀を構えて妹に対して言った。
「毎度毎度やってくれるな」
「私に隙は見せませんわね」
「お前の行動パターンはわかっているからな」
「何か凄い兄妹関係だけれど」
沫悟はそんな二人を見て述べた。
「大丈夫かな」
「この二人はこれが普通だから」
しのぶが説明した。
「安心してね」
「いつもですか」
「そうなの」
しのぶはありのまま答えた。
「喧嘩しているから」
「凄い兄妹喧嘩ですね」
「そうだけれどね」
しのぶも否定しなかった。
「そうしたものだってね」
「割り切ればええで」
テンも言ってきた。
「一々考えても無駄やさかいな」
「そうした兄妹なんだ」
「そういうこっちゃ」
「それはそうとしてじゃ」
チェリーも言ってきた。
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